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この先、日本国憲法は適用されません

2023/05/17

バイト友達に聞いた話。怖くなかったらスマソ。
その友達をAとする。
Aは地元が九州で、先輩と一緒に近くの心霊スポットによく行っていたらしい。

その日も、先輩や友達数人と車を走らせて向かった。
行き先は犬鳴き峠とかいうところだとか。
その峠にそばには部落(差別用語ゴメンナサイ)の村があり、外とはまったく交友をもたないところらしい。

峠に行くまでには森を通らなければならない。車を止め、外にでる。
入り口には中に入れないようにロープがはってあり
板に注意書き(警告?)がかかれていた。

「この先 日本国憲法は 適用されません」

それを見てAは正直ビビッたという。
殺されたりしてもモンク言うなよ!
Aはそう解釈したから。周りもかなりひいてたらしい。
ここで帰るわけにもいかず、むしろ中に何があるのかよけいに興味をもってロープの下をくぐり、中に進んでいった。
森の中は昼でも薄暗く、なんだか不気味な感じがしたという。

しばらく進むと、後ろから足音が…
最初は自分以外の誰かの足音だとおもっていた。
でも、すぐにおかしいことに気がついた。
先輩は自分の前を歩いている。友達もすぐ横にいる。
じゃああの足音は?そう考えるとめちゃくちゃ怖くなった。
他のやつも同じ考えらしい。みんな青ざめた顔をしている。

自然にみんなが早足になる。しかし足音はだんだん近づいてくる。
もうすぐそばまで来ている!Aは半分パニックだったという。
すると、ある男女が横を通り過ぎた。
夏なのに二人とも黒いコートをはおっていた。
その男女は通り過ぎて森の奥へと消えていった。
二人の顔を見てしまったAは、叫び声をあげた。

二人とも顔がグチャグチャだった。怪我とかやけどとかじゃない。
奇形児みたいに、いやそれ以上にめちゃくちゃだったらしい。
Aと仲間はたまらず来た道を走って戻った。
車まで戻ると、すぐに携帯を取り出した。
全員、携帯電話を車に置きっぱなしで行った。
(A曰く、森の中でイキナリ鳴り出したら怖いから、らしい)

携帯の電源を切った覚えはないが、切れていた。電源ボタンを押すがつかない。
周りも同じらしい。みんなかなりパニクっていた。
一刻も早くだれかと話して安心したがったが、仕方がない。
車を出し、道を引き返した。すると突然、Aの携帯の電源がついた。
画面を見て背筋が凍った。

着信 23件 メール 30通

着信は非通知で、メールはすべて空メール(しかもアドレスが表示されない)
きた時間はちょうど森を歩いていた時間だったそうです。

長くなってしまいスマソ。
Aは今でもちょくちょく先輩と心霊スポットに行くらしいです。
こりねえな、Aもww

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