ネット上に存在する不思議で怖い話を
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心霊演劇

2023/03/15

長文書き馴れてなくて申し訳ないが、実体験をひとつ。
俺は芸術系の大学に通ってるんだが、そこで体験した話。

夏の初めくらいの時期だったかな?
舞台学科の友人と夕飯に行く約束をしていたんだが、友人がまだ授業があるとかで俺は一人自分の学科棟で暇をつぶしてたんだ。
六時過ぎたころ、校内放送が流れた。

「本日六時半より、C棟二階・stadio-cにて舞台学科によります演劇が行われます。入場無料です。」

結構雑音混じりの放送だったのでちゃんと聞き取れなかったが、おおよそそういった内容だった。

そういう演劇だとか、パフォーマンスだとかはしょっちゅう学内で行われていたので、今日も何かやるんだな程度にしか思わなかった。
演劇ならたぶん二時間かからないくらいだろう、ちょうど暇つぶしになる。
長いようなら途中で抜ければいい。そう思って見に行くことにした。

大体演劇っていったら入口に受け付けがあって、芳名帳とパンフレット、他の演劇のチラシなんかが置いてあるものだ。
しかし、俺がスタジオまで行ったときには受け付けはあるものの、受付係がおらず、芳名帳があるだけだった。
もう始まってしまったのか?と思ってとりあえず芳名帳に名前だけ記入した。

中に入ると演目は始まっていて、席はほとんど埋まっておらず、端っこの方に数人ばらけて座っているだけだった。
とりあえず通路側・後ろ寄りの席に座って見始めたはいいものの、何とも言えないつまらない内容だった。
サイレント映画みたいな無音の劇で、延々と戦時中の一家の一日を演じているだけ。
あ、もんぺを履いていたし日本国旗の小さい旗があったから戦時中だと思ったんだけど、もしかしたら違ったかもしれない。

俺は早々に飽きて居眠りをしてしまったのだが、七時すぎたくらいに友人からのメールで携帯が震えて目が覚めた。
授業がもう終わったとのことなので、演劇は終わりそうにないが途中退場して待ち合わせ場所に向かうことにした。劇は一家の飯のシーンだった。

友人と合流し、早速さっきの演劇の事を話題に出したのだが、友人曰く今は演劇をやってるはずがない、そもそも放送なんて流れてなかったと言われて驚いた。

「明日は俺の学科のやつがあのスタジオでパフォーマンスするから、今は事前準備で扉閉まってるはずやで」
「じゃあ俺リハとかにもぐりこんでしまったんかな…?」
「さあなあ」

あまり友人は興味なさそうだったので、そこで話題は終わってしまった。
俺は翌日のパフォーマンスとやらを見に行ったが、ダンスパフォーマンスのみで演劇ですらなかった。
あの放送を聞いたという人もついぞ見つからないままだ。
俺はいったい誰の劇を見に行っていたのか、いまだにわからない。

割とよく心霊現象が起きる大学なんで、これもその一種なのかもしれん。
怖いというか不思議だなーと思ってたが、人に話すたびに怖い怖い言われるのでカキコしてみた。

>不思議で面白いな
>他に大学での不可思議な話(噂とか人の体験でも)無いかな?
>良さげなのあったら是非聴きたい。

実体験じゃなくて噂とか人から聞いたちょっとした体験しかネタがないが、それでもいいなら…

うちの大学は毎年学園祭でワンフロア全部使ってのお化け屋敷が恒例のイベントでな。
それがまた毎年何かしら不可解な出来事が起きるので有名。
一応作業開始前と撤収後に神主様にお祓いをしてもらってるんだけど、前回の学祭でもいろいろあったらしい。

そのうちの一つで、俺の友人が体験したらしい準備期間中の話。
その日も例年のごとく大人数で夜作業時間ぎりぎりまで準備作業を行っていた。

大方は自分の荷物を持って外付けの階段から一階まで降りたんだけど、先生と残り数名は機材確認してから全員で一気にエレベーターに乗り込んだ。

エレベーターの扉を閉める前に先生が
「おーい、もう誰もおらんなー?」
とフロア全体に響くように声をかけたところ、

「はーい!いまーす!」

と奥の教室から声が。
一応フロアの電気を落とす前に先生が確認に回ったはずだが、確かに誰かの声がした。

「俺、確認してきます!」

そういってエレベーターの手前の方にいたA君がフロアの確認に行くことに。
しかし、走って出て行ったA君がいつまでも戻らない。

仕方なしに先生がフロアの確認に回るも、返事をした生徒も、A君もいない。
先に階段で降りてしまったのか?と首をひねりつつもみんなで一階に降りると、そこにはA君の姿が…

「お前先行くなら声かけてけよ!みんなエレベーターで待ってたんやからな!」
「えっ、俺みんなと一緒に階段で降りていきましたけど…」

他の生徒に聞いても、先に一階に下りた生徒とA君はずっと一緒に居たとのこと。
そしてエレベーター組に確認すれば、A君は自分たちと一緒に居たという。
しかもさらに話を聞くと、先生がフロアに向かって声をかけた時、返事が返ってきたという人が半分、何も聞こえなかったという人が半分……

作業時間過ぎていたので長々と検証もできず、どっちに居たA君が本物で、声の主は誰だったかわからず仕舞いだそうです。

あとは細々とした心霊現象的なことが毎年起きるらしい。

>大学の話感謝!
>辻褄を考えるならエレベーター組にいたA君が別のものなんだろうね。
>エレベーター組と一緒にA君が下に降りて、階段組のA君と出会う…というのは怪異的にはイカンことなのだろうか?
>強堅な異常じゃなくてこのあやふやな感じがやっぱり良いな
>再度感謝。

ドッペル的には遭遇したらまずそうだが、怪異的にいかんのかな…?
でもまあいかんかったからエレベーターから出たんだろうけど、
そもそもA君に化けてたやつは何がしたかったんかわからんなー

強烈な話したいんだが俺は零感だからな…今度お化け屋敷委員だった友人に話聞いてくるぜ

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