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私が生まれて間もない頃の話

2022/05/08

私が生まれて間もない頃の話。なぜか記憶があるのです。夢かもしれませんが。

赤ん坊の私が病院のベットに寝ていると、青空が見える窓の外から、火に包まれた落ち武者風の男の首が病室の中に入ってきた。不思議と恐怖は無かった。病室には誰もいなくて、音もなかった。

その首は目を見開き、何かをブツブツ言いながら天井に近い高さの室内を、大きく円を描くようにぐるぐる回った。時間の感覚が無く、どのくらい続いたかはわからない。あるとき私の真上で止まったかと思うと、ゆっくりと降りてきて私の胸の中に入った。

そのあと呼吸が苦しくなるところで記憶は途切れている。
気になり母にそのころ何かなかったかと聞いたことがあって、母曰く、生まれた次の日に呼吸ができなくなり、生死の境をさまよった事があったらしい。

その数年後の昨日、夢にその首が出ました。
笑っていました。

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