稲相撲
2022/03/21
小学校低学年の頃に、幼稚園に通う従妹たちが遊びに来たので、妹と従妹ふたりとで遊んでいた。
稲を束ねてトントン相撲の人形にして、それぞれが1体ずつ作って遊んでいた。勝ち抜き戦。
しばらく遊んでいた。妹と下の従妹が負けたので、俺と従妹の姉のほう(妹と同じ年)で決勝戦をしていると、負けた従妹と妹がぶっ倒れていた。
ひどい熱でひきつけを起こしてピクピクしている。口から泡吹いて。
慌てて、別室で家族会議をしていた?親を呼んでくると、遊んでいる人形を見ていきなり「お前ら何やってんだ!」と酷く怒られ殴られた。
それから、4人とも、粗塩で背中を揉まれたり、酒と卵で溶いた小麦粉を額や上半身に塗りたくられたり、と大変だった。
どうやら稲を束ねた人形が自分たちの分身になってしまって?負け=死という観念が二人に呪いもしくは自己暗示を掛けたらしい。
でも本当にそうだったのか。当時うちは増築中で、出入りの大工が家の母親に色目を使ったとか使わないとかで、実は結構家庭内が不穏だったっぽい。
家族会議も、本当はそれ関係だったのか?だとすると「子供さえいなければ」的な母の無意識が?
うちの母方の女系は、霊媒体質というか色々見たり感じたりしやすいようで、その後も色々面倒だった…