祠の視線
2022/02/26
昔、東北の立ち入り禁止の山道入ったら頭上から視線を感じた。
邪魔してごめんね、次来る時お供え物持って行くから許してって頭の中で呼び掛けてたら、この山の上に祠があるから会いに来てくれって言われた(?)んで会ってきた。
地元のジジババしか登らない山道を進むと本当に祠が見えて来て空気が重くなってきた。
祠の左右の扉に盛り塩が備えられていて、丁度顔が見えないよう布が被せてあったから下から顔覗き込もうとしたら激しい頭痛に襲われたからお供え物して帰って来たよ。
何キロも歩いてろくに寝ても居ないのに何故か疲れが吹き飛んだ。会いに来たのがそんなに嬉しかったのかなあ。
過去の文献、観光案内所で色々調べたけど菩薩像って情報しか出て来なかったから結局正体は分からない。
多分この地方の厄介な神様を崇めて神聖な神様だと勘違いさせて祟りが起きないよう祠まで作って崇めてたんだと思う。
場所分かる人はお供え物持って行ってね、寂しそうだったから喜ぶよ。
俺は暖かくなったらまたお供え物持って会いに行くよ。