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釣り堀からみえる風景

2021/10/20

親父の体験なのですが、物語にするの苦手なんで、箇条書きにします。

・夏。炎天下の釣堀。
・釣堀の食堂。その窓から何人かの釣り客がこちらに声をかけている。
・自分のことかな?と親父は思い、桟橋をあるいて食堂へ向かう。
・自分のことではないとわかり、親父も窓から他の釣り客と外をみる。
・親父がつっていた場所には何人か釣り客が糸を垂れている。
・親父が元いた場所から、二人隔てて、釣り人が変な格好をしている。
・どうみても堀に落ちて不思議じゃない格好。
・つまさきで立ち、水面に向かって屈む。
・それは、水面に落ちる瞬間をストップさせたような映像。
・つりをする格好と思いきや、竿は無く水面を指差している。
・初老の男性で、顔が無表情。目はぼんやり水面を見ている。
・窓辺の釣り客は「あぶない」とその人に呼びかけていた。
・一人が助けに行く。しかし、食堂を出ると見えない。
・窓からは見える。親父も外に出て確かめたが、どこにもいない。
・全員、ぞ~っとして、その周囲の釣り客を食堂に呼ぶ。
・ついに問題の人物が、やはり、ありえない格好で静止している。
・経営者が来て、知り合いだとわかる。わかった瞬間、その人は消える。
・消えた瞬間を誰も見ていない。
・経営者が、その人が指差したところを調べる。
・死体が出てくる。日射病で釣堀から落ち、死んだとのこと。

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