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誰かに背中を押される感覚

2020/06/21

今まで誰にも言わずにいる話。自分が中学校3年の頃の話です。
怖いかどうかはわからないけれど、
何十年たった今でもよくわからない出来事なので
吐き出させていただきます。
中学3年になった頃、それまで仲の良かった友人たちとギクシャクしだした
店に行ってパンや菓子を万引きしろと命令されたり(断ったけど)
無視されたりする事が多くなり
それまでその友人たちと登下校一緒だったけど、
やがて仲間外れのような状態となり
自分は一人で学校から帰る様になった

そんなある日、帰宅する途中にある公園の前にさしかかった時、
物凄い力で背中を押された
いきなりの事でびっくりして、慌てて後ろを振り返ったが、
見通しのいい道路には誰もいない
確かに誰かに押された感覚はあったけど、
気のせいかなとその時は思っていた

そして数日後、また一人で帰ってる途中にその公園の前を通りかかった時も
また誰かに背中を押された、
今度は耳元でケラケラと少女の笑い声が聞こえた
慌てて振り返ったが、誰もいない
さすがに2度目ということもありゾッとしたが、隠れるような場所もないし、
気のせいかと無理やり思い込むことにした

やがて友人たちとの仲は決定的にこじれ、自分は彼女たちにちょっとした暴力を
受けるようになった(通りすがりに足をけられたり、
授業中にごみを投げつけられるといったこと)
そんな日々の中、またその公園を通りかかると、
今度は今までよりもかなり強い力で背中を突き飛ばされ思わず転倒しそうになった
慌てて周囲を見回したが、やはり誰もいない
そして今度は耳元ではっきりと声が聞こえた、おない年くらいの女の子の声だった

「死んじゃえ」

それから友人たちとは殴り合い寸前の話し合いをもって決別し、
それと同時にいじめみたいな行為もなくなった
自分は別の子たちとつるむようになり、
一人で帰らなくなってからはもう背中を突き飛ばされたり
変な声や笑い声は聞こえなくなった
下手したら引き込まれてたかもしれないなと、ふと思う

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