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本棚と本棚の隙間から感じる視線

2020/01/01

10年くらい前に知り合いが教えてくれた話です。
ある大学生がいて、自宅の自室で勉強していたそうなんです。
だけど、なにやら背後に視線を感じる。
どうしても気になり、ふと振り返ると、背後の側面にある本棚と本棚の隙間から、
小学六年くらいの男の子がジッと大学生を見つめていました。
しかし大学生の家には、小学生くらいの子供などいません。
知らない間に親戚の子供が来たのかと思ったそうです。
だけどなにやら異様なものを感じ、瞬間的に目を逸らし、
再び振り返った時には、子供は消えていました。
その上、ふと気が付くと、子供がすっぽり入っていた本棚と本棚の隙間は、
5ミリくらいしかなかったんです。
大学生は、そういえば最近、近所の小学生が交通事故で死んだなと思い出し、ぞっとしたそうです。

実話なのか、ネタだったのか分かんないんですが。
この話は、「ぜんぜん恐くない、どこが恐いのか判らない」派と
「すごく恐い」派に分かれます。
私は恐かったです・・・

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