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開かずの地蔵堂

2019/09/08

この話は嫁友から仕入れたんだ。
話の舞台は長野県と新潟県の県境にある寒村。
その村には、『開かずの地蔵堂』なるものがあるらしい。
地蔵堂と言っても、お堂の中にあるのは御地蔵様ではなく、『大きな赤い石』らしい。
御地蔵様はお堂の入り口を塞ぐ様に立っているので、いつの頃から『開かずの地蔵堂』と呼ばれるようになったとか。
お堂の中にある『大きな赤い石』については、ハッキリした記録は無いらしいんだが、村に伝わる伝承だと、今から200年以上前に、畑の開墾中に土の中から出てきたそうだ。
(この時、石は赤くなかったらしい)畑の真ん中にそんな『大きな石』があったら当然邪魔って事で、かなりの人数と牛を何頭か使いどかしたそうだ。
その時は何事もなかったらしいんだが・・・何日かすると、石の撤去に関わった者が体調を崩し始めたそうだ。
皮膚が火傷の様に爛れ、血を吐き倒れる。
人間だけではなく、石を引かせた牛までも・・・更には、何とその石は、夜になるとボンヤリと発光したらしい。
で、「この大きな石は山の神様の化身だっ」
「無理矢理動かしたから祟りが降り掛かったんだ!」って事になり・・・大きな石を隠す様にお堂を建て、祭ったそうだ。
ところが、祟りは治まらなかったらしい。
お堂を建てた職人や御供え物を持って行った者まで、体調を崩し倒れてしまった。
(祟りにあった人達は、殆んどそのまま亡くなったそうです)その後お堂の入り口に、犠牲者の供養と祟りの鎮静化を祈って、御地蔵様を建立したらしい。
現在のお堂は、大正時代に村の勇者?達が、古いお堂に被せる様に新しく造った物らしい。
(初代お堂が老朽化した為)その時は特に祟りなどは無かったとか。
とまぁそんな経緯で、『開かずの地蔵堂』になってるらしい。
この話は村の中でも、「さわらぬ神に」的な扱いを受けていて、年々マイナーになっているそうです。
『大きな赤い石』の正体も全く解らんし・・・

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