ネット上に存在する不思議で怖い話を
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最後の怖い話

2019/08/20

聞いた話です。
私の先輩が金○中学校だったのですが、当時音楽の先生は女性でした。
その先生は昔からいわく付きの物を見たりするそうで、初めてそういうのを見たのは、子供の頃にかくれんぼをしてて見つけた首吊り死体だったそうで・・・その首吊り死体は、○が○山で友人らと見つけたそうです。
それを見てから先生は、死者に関して色々と体験されてきたそうです。
死者が会いにきたり、目的も分からないまま死者から見られていたり、死体を見つけたり・・・そういう話を先生が退職する年の冬頃から、音楽の時間のあいた時間に手短に話していました。
当時円系校舎の奥の建物が音楽室で、昼でも結構いやな雰囲気がする場所でした。
円系校舎自体がまぁいわく付きで、先生の話も実話であった為、生徒からはマジで怖いと評判でした。
そして先生が最後の授業のとき、私の先輩がその授業を受けていたのですが、「音楽の授業を止めて話をさせてください」と先生が言いました。
怖いのが嫌な生徒もいたのですが、「先生いいよ~」
「最後だし~」みたいな感じで生徒は承諾しました。
先生は、怖い話を生徒に聞かせた事は間違いであったと謝罪の言葉を述べ、涙を流していました。
だけど、「今日は伝えたい事があるので、今日を最後に私は自分の体験を他人に話す事をやめます。だから生徒たちも、おもしろ半分で他人に話すのはやめてね」と言い、話し始めました・・・先生は昨晩、最後の授業の前の日の深夜に、友人が会いに来たと言いました。
その友人は昔からの知り合いで、ガキ大将みたいな感じの体格のいい、面倒見のいい男の子だったそうです。
その子が枕元に来て、「明日でもう話すのは最後にしないか?」と言ってきたのです。
先生も夢か現実か分からず、「なんで?」と聞き返すと、「俺死んだんだわ、今日」と、その男の子は言いました。
「死人になって分かる事もある。死人の事を話すのは、思い出を語る時だけでいい・・・死人の事を恐怖の対象で話すのは、すごい嫌な気分になる・・・」と男の子は言いました。
「だから明日俺の話をして最後にしてくれ」と、そうお願いして男の子は消えたそうです。
最後の授業の日の朝、先生は男の子の実家に電話をしました。
親がでて、男の子は昨夜19時頃に事故で亡くなったそうです。
先生は泣きながらその話をしていました。
そして・・・生徒には連絡先を教えず、翌日には引越してしまいました。
その後、先生を見たという話は聞いた事がないでそうです。

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