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白い空間

2019/07/16

自分はある時期、あることをきっかけに怖い夢しか見なくなりました。
もう十何年も怖い夢を見てきたせいか、
夢であまり恐怖を感じなくなりました。
怖い夢を見る毎日だったので、小さい頃に不眠症になりました。
熟睡した記憶が何年もありません。
早い段階で社会不適格者になったわけです。
そんな夢を見るきっかけになったのが、白い空間でした。
小さい頃(小学2年)、5月27日。自分の誕生日だったからよく覚えてる。
5月27日の朝、朝食前に洗面台で顔を洗い、強く瞬き一回したら、
朝から夜になったことがありました。
このことも今でも理解できないままなんですが、
その夜になった時、感覚、肉体的には、今起きたような感じでした。
そして、一日分の疲れも記憶もない。
家族の話によれば、その日の朝、
俺がなにをしてたかまったくわからないという。
気づいたら朝飯も食べずに学校に行った、くらいに思ってたらしい。
電話で学校の友達に聞いたが、はっきり居たって言う人もいれば、
居なかったって言った人もいた。
自分自身、その日は幼いながら考えてみたが理解できず、
魔法が使えたくらいに思ってたと思う。
そしてその夜(5月27日)に、誕生日の夕食を食べ、プレゼントをもらった。
プレゼントはプラモデルだった。
でも自分で作れないし、
兄貴に作ってもらうことになるだろと思いつつ、
少しがっかりしていた。
期待はずれのプレゼントだった。
プラモが好きなのは兄貴で、俺は別に好きじゃなかった。
がっかりしつつお風呂に入ろうと扉を開けた瞬間、真っ白の空間にいた。
扉も部屋も何もなかった。
距離感がよくつかめなかったけど、めっちゃ遠いとこに、
ちっちゃい黒い点みたいな物を発見した。
そしたらだんだん黒い点がこっちに来て、
なんとなく人の形っぽい気がした。
なんか怖くなって、逃げようと思って後ろを振り返ったら、
黒い服を着た人が居た。
その人の顔とか年齢層とかはわからない。
(忘れただけかも…)
でも服装は覚えてる。昔のヨーロッパあたりの、
紳士か貴族みたいな人が着てそうな服だった。
その人が
「来るにはまだ早い」
って言ったから、
「来たくて来たわけじゃない」
みたいなことや生意気なことを、
プレゼントの不満もあったせいか結構言った。
そしたら、その人が
「またね」
って言ったら、朝になってた。
その日は5月27日だった。
瞬きした場所にいた。
その日、朝食を食べながら何度もこの話をしたが、信じてもらえなかった。
5月27日はもう終わったとかいろいろ。
みんなに信じてもらえるために、
「誕生日プレゼントって、もしかしてプラモじゃない?」
って言った。
そしたら、親父が
「プレゼント見つかっちゃったか」
と笑ってた。
腹が立った。
でも母親は、その日の夕食のメニューをすべて言い当てた俺に絶句してた。
長文すみませんでした。
でもいったいなんだったの?

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