手のひらの擦り傷
2019/07/13
不思議な体験と言えば、
あれは小2の頃だった。
当時は運動場で毎日鬼ごっこして遊び、
身体中擦り傷がたくさんあった。
んで、手のひらを擦りむく事も
しょっちゅうだったんだけど、
運動場で転んで手のひらを擦りむくと、
細かい砂粒がキズに入って、
砂粒が入ったままキズ治ってしまうことがよくあった。
だから、後で自分で針を使って切開して
取り出したりしてた。
針を使って切開すると当然痛いのだけど、
自分が医者にでもなったような感覚で面白かった。
砂粒がある部分は黒ずんでいるからすぐにわかる。
その周辺を火で炙って消毒した針で切開する。
ある日、黒ずんでいる部分めがけて
針を入れたんだけども、何かおかしい。
確かに黒いものが
掌の中に入っているんだけど、
砂粒じゃない。
でも、取り出さなきゃいけないという
使命感に駆られたんだろう、
奥まで針を刺して、黒ずんだ物体を取り出したんだ。
そしたら、それは何か水かきが付いた
蛙の足のような謎の物体だった。
ちょうどアマガエルの前足位の大きさで、
水かきも付いてた。
色は黒ずんでいた。
取り出したはいいものの、
なんか気味が悪くなってすぐ捨てたんだ。
転んで蛙の足が掌の中に入るわけないし、
第一入ってたら化膿どころの話じゃ済まないはず。
あれから医者になったわけだけども、
それらしい症例はないし、今更不思議に思ってる。
なんだったんだろうなぁ、あれ。
当時のシチュエーションも鮮明に覚えてるし、
ホント不思議。