丸くて黄色い光
2019/07/08
昨日見た不思議な現象書いてみる。
昨日夕方5時過ぎ、
駅に向かうべく古い集落を通る道を歩いてた。
陽は落ちて辺りは深い紺色、
家々からはオレンジ色の灯りが漏れていた。
くっそ寒くて首すぼめて猫背で下向いて歩いてたんだが、
ふと前を見ると50mほど先に、
丸くて黄色い光が道の右から左へほわ~んと飛んでいた。
新年早々に恐怖体験かよ∑(゜Д゜;)と身構えたが、
不思議と暖かい光に見えるし、
寒さなのか悪寒なのかわからん気温だったから、
ちょっと歩く早さを落として(小心者)前に進んでみた。
丸い光は2個3個と増え、
右から左から現れては反対側にほわほわ飛んで消える、
を繰り返していた。
しかし俺が近づくにつれ光は薄くなっていき、
10mほど手前で光は完全に消えてしまった。
…今のは何だったんだろ…と考えながら、
光たちが飛んでた辺りまで歩いていく。
はっと気が付くと、道の左側にカメラ構えた
30代ぐらいの男が立っていた。
驚いて思わず
「うぉっ!?」
って声出してしまって、
その人はすいませんとばかりに苦笑いでおじぎしてた。
道の反対側を見ると、その人の奥さんらしき女性と、
女性の腕に抱かれた6歳ぐらいの女の子が、
二人でピースで被写体ポーズをキメていた。
もう暗いこんな時間になにやってんだこの家族は(-"-;)
しばらく観察したろかとも思ったが、
声出してビビってしまって恥ずかしいこともあり、
その家族に背を向けて歩き始めた。
その時、後ろの奥さんらしき声が聞こえてきた。
「○ちゃん見てみ?お家やで♪長い入院大変やったね~…おかえりー」
後半の『おかえりー』のとこ、奥さんの声が泣き震えてた。
続いて女の子が、
「パパ~♪たぁだいまぁ☆」
父親の方は声が小さい人なのか、
何と応えたのかは聞き取れなかったが、
同じく声が震えてることははっきり伝わってきた。
俺それ聞いて胸が熱くなって、鼻の奥が痺れて涙出てきた。
あの光たちは幸せの輝きだったんだな…
幸せな人は輝いて見える、その輝きの光が、
あの暖かみある光だったんだな…
その後、涙拭きながらもそもそ歩いて駅に向かったよ。