純和風の民宿
2019/06/04
20年前に地方回りの営業をしていた頃の話。
岡山県の某市で、
いくつかあった定宿がことごとく満室だったので、
たまたま泊まった純和風の民宿。
明け方になんとなく目が覚めたら、
ちゃぶ台の周りを仲居さんがグルグルと廻ってる。
何度も何度も何度も。
朝飯の準備だと思って気にせずに、
もう一眠りしようかと・・・
そこで正気になって飛び起きたら誰もいない。
もちろん部屋のカギは内側から掛けてる。
しかも、旧式のかんぬき型だし・・・
時は流れて3年前の夏。
転職して、
上の体験なんてコロッと忘れてたんだけど・・・
岡山県に新事務所を立ち上げることになって、
その準備で某市に泊まることになった。
で、地元出身の社員に連れて行かれたのが、
上の民宿。
一瞬で全てがフラッシュのように蘇ったよ。
その時に、その社員とおばちゃんが、
何やらニヤニヤ笑いながらこっちを見てた目に悪寒が走った。
電車のない遅い時間だったが、
自分の携帯でタクシーを呼んでとりあえず駅まで行って、
待合室で一晩明かした。
いったい、なんだったんだろう・・・