魑魅魍魎
2019/05/28
今から2年位前の夏。
会社が夏休みで、連日ベッドの上でマンガを読みながら
ゴロゴロと昼寝をする毎日でした。
その日も、いつものようにマンガを読んでるうちに眠っちゃってた。
ふと目を覚ましたら、
目の前に茶色くて小さい鬼みたいのが何匹か動いていた。
(10センチ前後の大きさ)
鬼と言うか、百鬼夜行をしてる魑魅魍魎みたいなヤツ、
って言った方がイメージ的に近いかも。
で、それが私の目の前を通り過ぎて、
隣で添い寝をしてた犬の方へ近づいていってた。
その時、私は寝ぼけてたせいもあって、
『私の犬になにしてくれる』とばかりに、
魑魅魍魎っぽいのをむずっと掴んで、
ポイっと自分の口の中へ入れて、また眠ってしまった。
それから数分だか数十分たった時に、
モーレツな腹痛に飛び起きてトイレにGO。
トイレの中で人生最大の腹痛にのたうって、
本当に気を失いそうだった。
でも、そこで気絶なんかしたら、
お尻まるだしで母に救急車を呼ばれてしまう。
てゆーか、拭いてないし!
仮にも嫁入り前の娘だし、そんな恥をかくのは嫌だ!
と、それだけを念じて、七転八倒の痛みに耐えた30分。
やっと痛みが治まって、トイレから出てきた時は、
着ていたTシャツが汗でびしょ濡れだった。
脱いで絞ったら、汗がダバダバーと搾れた位だったよ。
あれはたんに寝ぼけてたのか何なのか、
今でも思い出しては不思議感じがする。
当時、病院に通院していた病持ちだった犬は、
今は元気に自宅で会社から私が帰ってくるのを待っている。