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寝坊した

2019/05/09

自分は小学三年生の夏休みに、
信号のない横断歩道をチャリで渡っていたら、
乗用車に撥ねられた事がある。
5メートル位吹っ飛ぶわチャリは原型留めない程に大破するわ、
回転してるタイヤに頭をぶつけたらしく
バリカンの要領で地面に髪の毛散らばるわで、
それなりに大きな事故だったが、何故か全くの無傷だった。
警察も病院の先生も、正直これだけの事故で
全くの無傷は奇跡に近いって言われて、まずそれが不思議なんだけど、
今思えばその時から不思議な出来事が増えた気がする。
不思議な出来事は色々あるんだけど、
心霊体験は自分の勘違いの可能性もあるからまたの機会に。
今日は心霊体験でもなくて、
でも夢でもない本当に不思議な体験について書こうと思う。
自分が高校生の頃の話なんだけど、
元々入学当初は寮に入っていた。
学校は実家から在来線乗り継いで
片道三時間(2時間半+一回乗り換えて30分)掛かるから。
通えない事もないけど、
朝が苦手な自分には早起きして3時間掛て通うっていうのが
無理だと分かっていたから。
でも色々あって(これからの話には関係ないから省く)
2年の半ばで退寮して、実家から電車で3時間掛けて通ってた。
遅刻もしょっちゅうだったがw
んで、冬服だっから冬だと思うんだけど、
学校の創立100周年だかなんだかの記念式典をやるとかで、
土曜に登校しなくちゃならなかった。
自分はさっき書いた通り朝苦手だし、
3時間掛けて式典に行くとか気が重たくて仕方なかった。
前日、行きたくないなーやだなーとか思いながら寝たら、案の定寝坊でw
その日は式典だから、いつもより時間に余裕はあった。
式典の開始が12時、集合時間は11時。
つまり家を8時には出ないとアウト。
でも起きたのが9時。
もうこの時点で遅刻は確実。
もう休んじゃおうかなーとか思いながらも、
欠席日数危うかった自分は渋々行く事にした。
遅刻は確実だから、取り敢えず担任に電話して
今起きたから遅刻しますっていう事を報告。
この電話が準備を終えた時だから10時前。
それから駅に向かって、
10時半位の電車に乗る事にして、
音楽聞きながら小説を読みながらホームで電車を待ってたんだ。
でもなかなか電車来なくて、
あれ?おかしいなーとか思ってたら、
どうやら本に夢中になり過ぎて+音楽爆音で周りの音が聞こえなかったで、
電車が既に来てたのにも気付かなかったんだよね。
慌てて次の電車に乗った時、既に集合時間の11時前。
式典開始にも間に合わないし、
やっぱり休めば良かったかと後悔しながら、
取り敢えず3時間あるし、仮眠を取る事に。
2時間半位経った頃に、乗り換え駅で目が覚めた。
それで面倒臭いとか思いながら、
乗り換えようと思って電車を降りた。
そしたらさ、居るんだよ。
自分と同じ制服着たやつが。
自分以外にも遅刻した奴居るんだなwとか思ってたんだけど、
一人二人じゃない。
ホームに同じ制服着てる奴らばっかなんだよね。
遅刻にしては人数がおかしい。
それはまるでいつもの登校風景で。
あれ?おかしくね?と思いながら、
取り敢えず乗り換えて学校の最寄り駅へ。
そんで学校へ向かう途中も、
自分以外に登校してる奴らばっかりで。
でも誰も遅刻してる事に焦ってる様子はない。
あまりにもおかしいと思って、
そこで初めて携帯で時間を確認して吃驚。
10時50分なんだよ。
何回見ても。
自分が電車に乗ったのが11時前なのに。
10時50分に学校の最寄り駅に着くには、
8時には電車に乗らなきゃ無理。
でも自分はその時間まだ寝てた。
実は寝惚けてて時間を見間違えてたのか?とか思いながら、
なんか訳が分からないまま学校着いて、
教室行ったら担任に「間に合ってるじゃないかw」とか言われて。
あ、遅刻するって電話したんだ、って事を思い出して、
携帯で電話掛けた時間を確認。
そしたらやっぱり10時前に電話してるんだよ。
電話を家から掛けたのは絶対。
って事はやっぱり10時前までは自分は家に居た。
でも11時には学校に着いた。
心霊体験みたいな事は結構あったけど、
これは本当に説明つかない、恐くもないただ不思議な話だった。
分かりにくいところがあったらすみません。

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