十二単
2019/04/10
いつも拝見させて頂いています。
私が聞いた怖い話。
工房のころから付き合っている親友がいまして、まだ付き合いはあるでんすけれど、
特に、高校のころは、とにかく良く一緒に遊んでいました。
ある日、そいつの当時の彼女が一緒にうちに遊びにきたんですけど、その彼女は私の部屋にきて開口一番、気持ちが悪いって言うのですよ。あとから親友から聞いた話によると
彼女は、あの部屋には犬の霊が居るとのこと。・・・すんでる私はたまんない。
まあ、そんな感じで、彼女(Mさん)には霊感が結構あるって評判だったけど。
本題は、そのMさんに、一番こわかった体験はって聞いたときの話。
Mさんは、小学校のころ、お父さんが逃げちゃって、ずっと拇指でいわゆるかぎっ子だったらしい。ある日学校から帰って、やっぱり1人でテレビ見たり
人形遊びしたりしていたんだって。その前から怖い体験や不思議なものが
見えたりってあったらしいけど、今回はなんだか様子が違うな、と幼少ながら思ったんだって。少しずつ頭が重くなってきて、だんだん耳鳴りがなる・・・
ヤダナ、ヤダナとおもいつつ、その耳鳴りがどんどん大きくなって、よおく
聞くとお経に聞こえてきたんだって。そのうちどんどん頭が重くなり、
お経もはっきりと聞こえてくる。
もうヤダヨ、ヤダと思い、ふと上を向いたとき、
十二単を着た女がけケタケタ大笑いしながら、宙を舞っていたんだって。
そしたら、その女はカアッて目を見開いて真顔で、「&%$”)(&%%」
て、感じで分けわかんない言葉を発し、目から血を流しながら、消えていったんだって。そのまま気付いたら、ベットに寝ていてお母さんが
そばにいて、悲しそうな目で自分を見ていたんだって。
ほかにも、いろいろMさんは体験してて、良く話しを聞かせてもらいました。
親友の彼女という以上に結構仲良かったし。
P.S.今は、Mさんはこの世には居ません。
何がどうあったのか知らないけど、ずっと誰にもいいづらくて、言え
なかった私の聞いた一番怖かった話です。