ネット上に存在する不思議で怖い話を
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バイト先から持ち帰ったモノ

2019/03/20

バイト先のレストランで。
お昼過ぎ。
ランチのピークも過ぎて客も引き、
テーブルを拭いたりカスター(卓上の調味料)や
箸の補充をしたりしていた。
ふと、入り口に客の気配がしたので見ると
男性3人が来店の模様。
うち1人の男性がきている
鮮やかなブルーのシャツが目を引いた。
一番近くに居たトモちゃんがご案内を担当。
一瞬テーブルの方に目を戻したら、
「2名様ご来店でーす」
というもんだから、
オイオイそりゃないだろうと思い顔をあげると
確かに2人しか入店してない。
ブルーのシャツの彼がいなかった。
トイレかとも思ったが、
トモちゃんの手にはお冷やもメニューも2つ。
注文を取ってきたトモちゃんに確認したが、
最初から2人だけだったと言い張る。
他の従業員も同じだった。
じゃあブルーの彼は2人の連れではなくピン客で、
入り口で気が変わったのかなぁぐらいに思っていた。
その夜、私の家族が来店した。
翌日、朝起きると母の元気が無い。
私が尋ねる前に母が
「今朝、すごく怖い夢を見たの」
と話し始めた。
母が森の中を歩いていると、
一本の大きな木の周りに
たくさんの人が集まっていた。
何だろうと覗くと、
木の根元に真っ青な火の玉の様な
フワフワした物がうごめいてた。
サッカーボール大のそれが
いきなりすごい勢いで飛んできて
母の首に絡み付いた。
苦しくて痛くて呻いていると、
隣で寝ていた父に起こされたという。
「それがものすごく鮮やかで奇麗なブルーだったのよ。
わぁ、奇麗って近づいたら飛んできて。」
私がすぐさま昨日の話をすると、
母は一言。
「あ、それだわ。
ママが連れて帰っちゃったんだ。
でももう大丈夫だと思う。
どっか飛んでったから」
私も母も敏感な体質で、
こういうことがよくある。
店には私の勧めで盛り塩をしてもらった。
新規オープンの時、
前のお店が置いてったお札(?みたいなの)を
平気でゴミ箱に捨てるような店だからなぁ。

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