耳打ちとどんちゃん騒ぎ
2019/03/08
零感の私ですが、2回ほど奇妙な体験をしました。
零感のため、恐怖体験がしたくてしたくてしょうがない日々での話です。
1度目の体験は、霊を見れたことが嬉しくて嬉しくて、
霊の後姿を、ばれないようにそっとじっと眺めたものです。
翌日、知人関係すべてに霊をみたことを報告しました。
1度目の話はちょっと笑える霊体験だったので、ここには記載しません。
2度目の話をば。少し長文になります。お付き合いください。
今から4年ほど前の話です。
当時は一人暮らしをしており、
その日は翌日の仕事に備え、23時頃就寝しました。
いつもはぐっすり朝まで眠れるのですが、
その日は夜中にふと目が覚めました。
さっさと2度寝しようと思い、
目をつぶっていたのですが、全然眠りにつけません。
どうしようかなあ。ひまだなあ。と思っていると、突然の耳鳴り。
耳鳴りはしばし起こり慣れており、うっさいな。
とおもって横になっていると、耳鳴りは引いてきました。
そして耳鳴りは引いたのですが、なんというか、
意識が薄い膜に包まれている様な感覚に襲われました。
「こんばんわ」
声がします。
声変わり前だけどはっきりとしている、
中学生といった感じの声です。
もう一度「こんばんわ」といわれたので、
「こんばんわ」と返しました。
すると、
「僕たちと話がしたかったんでしょ?」
と返ってきます。
「えと、霊なのもしや?」
と尋ねると、
「うん。そうだよ。気分はどう?怖い?」
と聞かれました。
「いや、全然怖くないね。爽やかだね」
と答えると、
「ありがとう。そういってもらえると嬉しいよ」
と返ってきました。
「それにしても『達』って?きみだけじゃないの?」
と聞いてみると、
「そうそう。天井に意識を集中してみて?」
といわれたので、天井に意識を移してみると、
10人は下らないであろう、人たちの声が聞こえます。
そしてみんな明るい声で、どんちゃん騒ぎをしています。
「いっぱいいるでしょ?」
また中学生?に言われました。
「いっぱいいるね。それにしてもみんな楽しそうだね」
と感想を述べると、
「うん。大体はいい人だよ」
と爽やかに言います。
そして付け足します。
「でもね、この中にもめちゃくちゃ悪いやつがいるから、信用しちゃだめだよ」
「そ、そうなんだ…気をつけるね…」
と答えると、
「うん。そうして。じゃあね」
「あ、もういくんだ」
「うん。また僕達と話がしたかったら、その頭の感覚忘れないでね」
「ああ、これか。変な感じだね。わかったよ」
「ばいばい」
これで話は終わり。
頭の感覚とは、よく巷でいわれる
『ラジオのチャンネルが合っている状態』なのかなと思いました。
そして、その翌日にはその感覚は忘れてしまい、2度と声は聞けていません。
それにしてもいい奴でした。守護霊なのかもしれません。
でも、
「でもね、この中にもめちゃくちゃ悪いやつがいるから、信用しちゃだめだよ」
の言葉が、耳から離れませんでした。