いつもいつもすみませんね
2019/02/08
この前の日曜日、
妻とホームセンターに行った。
車から降りて店の出入り口に向かう途中、
台車に乗せた荷物を車の荷台に載せようとしている
じいちゃんがいた。
「よーっこらせ!!」
とかけ声をかけて持ち上げる。
が、耐えきれないらしく台車に戻す。
ばあちゃんがそれを見守っていた。
1袋20kgだったかな?セメントだった。
それが2袋。
自分が代わりに荷台に積んでやった。
1袋目を積み込む際に、ばあちゃんが
「いつもいつもすみませんね」
と言った。
いや自分店員じゃねーから、
とちょっと可笑しくなりながら2袋積み終えて店内へ。
妻に
「あのばーちゃん、自分のこと店員さんだと思ったのかな。
こんなカッコ(普段着)してるのに」
と言ったら、
妻が少し間をおいて、
「あの人、○○(自分)がよく夢に出てきたって言ってた
おばあちゃんみたいだったね」
と、ちょっとこわばった顔で答えた。
夢に出てくるばあちゃんは、
額の真ん中にほくろがあって、
なんて言うか、自分のイメージ的に、
ウルトラ警備隊みたいな
変わったブローチのようなバッジのようなものを付けている。
シチュエーションは毎回違って、
地下鉄のようなところから道路に出る階段だったり、
船に乗るところだったり、横断歩道を渡るところだったり。
必ずばあちゃんが荷物を持っていて、
自分がそれを持ってやる。
『この前話したばあちゃん、また夢に出てきた』
というのを何回も妻に話していて、
ばあちゃんの姿形を結構妻に説明していたんだ。
こんなに何回も出てくるのは、
子供の頃に何度も顔を見ていた近所のばあちゃんか
親戚のばあちゃんなのかなー、
みたいな話を妻としていた。
自分はじいちゃんの事もばあちゃんの事も
ろくに見ていなかったので判らなかったが、
妻が言うにはそのばあちゃん、
自分が説明した感じを
妻なりにイメージした姿そのものだったらしい。
それを聞いたとき、
『いつもいつもすみませんね』
の言葉を思い出して、ちょっと複雑なほんのりだった。