本文の文字サイズ

2019/01/29

24歳の時、新幹線の中でうとうとしてて金縛りにあった。
必死で目を開けたら、肘掛に掛けてる私の腕の上に、
隣の子(同僚)の腕が重なっていて一瞬ほっとしたが
直後違和感を感じた。
腕は逆向きに重なっていたのだ。
前は壁。
私の手の甲にその腕の肘が重なっていて、
私の肘の部分に手の甲があった。
女の腕だった。
濃いピンクのマニキュアを塗って、
ゴールドのアクセサリーをじゃらじゃらとつけていた。
26歳。
伊豆に行ったとき、ワゴン車の最後部シートで寝ていた時。
やはり金縛りにあった。
三人で座っていて私は左の窓際。
どうやら隣の子が私に腕をからめているようす。
・・・と思ったら、私と彼女との間にもう一本知らない腕があり、
それが私にからまっていた。
27歳。
結婚前に同棲していた彼の部屋で。
深夜また体が動かなくなり、彼に助けを求めようともがいていた。
真っ暗だったが彼の腕が隣にあったので、触れていることに安心。
金縛りが解けた瞬間、その安心が恐怖に変わった。
彼は私に背中を向けて寝ていたのだ。
彼の腕を捜した。
両腕とも彼の胸の前で折りたたまれていた。
なぜ「腕」なのか。
何を意味するのか?

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

人気作品

人気カテゴリ

RSS