何かある部屋
2019/01/28
博多駅前、筑紫口徒歩ゼロ分にあるホテルCの話。
そのホテルには、なぜか1室だけ窓がない密室の部屋がある。
あいにく他の部屋がふさがっていたため、その部屋にある芸能人が宿泊した。
深夜、彼はフロントのボーイを呼び出した。
「おい!この部屋絶対なにかあるだろ!!」
「お客さま、この部屋は普通の客室でございます。このとおり、なにもございません。」
と、いってボーイが部屋の壁に掛けてある絵をひっくり返そうとしたところ、
彼は
「俺が言ってるのはこっちのことだ!」と、
その絵がかかっていた壁を一気にはがした。
そこには、打ち抜きのコンクリートに、
鳥居のマークや梵字のような呪文やらが書かれ、神社のお札が壁一面に貼られていた。
その芸能人は、料金全額払い戻してもらってたうえ、
30万円もらって厳重に口止めされ、別の町のホテルに移ったそうです。