隣の部屋の
2019/01/09
私にとっては怖かった話です
夜中、ふと目を覚ますと壁の隅に何か白いのが浮かんでる
「あんなところに洗濯物干したっけなぁ?」
と不思議に思い、今日の記憶をたぐっていた
洗濯物にしてはおかしい
で、まだじろじろ見ていたら、気がついた
「ぁ、女性の後姿だ」
でも、部屋の隅にいるのになんで後姿?
とかまた悩んでいた
怖いと言う感覚はまだなかった
幽霊の右後頭部しか見えず、
でも、髪の毛の白髪がハッキリ見えている
「あ」
どうやら私は隣の部屋にいる幽霊を壁を透かして
見ていることに気がついた
そうするとアングルやらが納得いく
「幽霊は隣の部屋の住人を見おろしてるんだ!」
そう思ったとき、初めて金縛りと言うものにあった
そしてその幽霊がスローモーションのように
グッ グッ グッ
とこっちを向きかけている
「私が気付いてることに気付いた!」
このとき初めて恐怖が沸いてきた
顔を見たくない!怖い!
どこか、どこか体で動くところ・・・
なぜかまぶただけは閉めることができたので
目を閉じ、息を呑んでやりすごそうと思った
ベット脇に気配がする
顔を覗き込んでるらしく、
生暖かく臭い息が私の顔面を覆う
目を開けちゃダメ 頑張れ 頑張れ
ここから記憶はありません
気がついたらいつもの朝でした
夢にしては詳細でリアルでしたので夢ではないと思ってます