自傷するクセ
2018/12/28
少し前から俺には自傷するクセがあって
ついクセでやってしまうんだ。
やると凄く落ち着くしなにより気持ち良い。
でも傷をつけるのは左腕だけで
右腕には絶対に傷を付けないようにしていた。
右腕が利き腕という理由もあるし
痛みを受けるなら左腕って決めてたんだ。
その夢を見る前も左腕に
縦に4本の傷をつけて気持ちが収まったところで寝た。
その日に見た夢でこんな事があった。
気づくとすごく真っ暗で
自分の事すら見えない所にいた。
暗闇と言うのは五感を奪うと聞いていたが正に本当だった。
凄く怖くてがたがた震えていた。
すると目の前に女の子が現れた。
13~16ぐらいの子だった。
女の子自体が発光しているみたいだった。
すると女の子は痛みが気持ちいいの?と聞いてきた。
俺はうなづいた。
怖くてそれ以外の事なんて気にしてられなかった。
そしたら彼女の体が急にぼろぼろと崩れていく。
とうとう骨だけになってしまい
白骨が目の前に横たわる形になった。
再度女の子の声が聞こえ
そんなに痛みが気持ちいいの?と聞いてきた。
しかし俺は何も答えず震えていた。
怖いんだ。死ぬほど。
すると白骨が動き出し、
だったらもっと傷つけなよと言ってきた。
そしてどこからかかみそりを持ち出し
俺の腕に深く食いこませた。
そして自分の悲鳴で目が覚めた。
起きると特に変った事はなく
タオルで汗をふきまた眠りにつこうと思った。
なんだ夢かと思い寝返りをうつと右腕に激痛が走った。
深く深く右腕にかみそりが食いこんでいた。
しかし不思議と血は出ていない。
まるで今刺されたかのように。
そのとき洗面台で
かちゃんと音がしたのはなんだったのだろうか。
今も少し痛む。
それっきり自分を傷つけるのは止めた。
あの女の子が怖いから。
顔が無いのがとても怖かったから。
それっきりもうこの夢は見ていない。