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産婦人科で

2018/12/11

これは私が体験した実話です。
今から15年ほど前、私の妻の出産に立ち会ったときのことです。
産婦人科には夜運ばれてくる妊婦さんの家族のために、
待合室のようなところがあるんです。
そのときは、真夜中だったこともあり少しうとうとしてしまいました。
そんな時、胸の上にずしっと、
重みを感じ何かと思って目を開けたんです。
そしたらなんと、胸の上には目が真っ白で
頭が異様に大きい赤ん坊がのっていたのです。
しかも、その赤ん坊はとても重く
息をするのがやっとという状態でした。
私は、そのとき初めて自分が金縛りにあっていることに気づき、
助けを呼ぶこともできず、冷や汗をかきっぱなしでした。
しかも、その赤ん坊はゆっくりと私の上を這って近づいてくるのです。
その赤ん坊が顔の目の前に来たとき、
私の人生はもう終わりだと思っていたとき、
その赤ん坊はこう呟いたのです。
「こいつじゃない。」
その後、私は気絶していたのか気がつくと朝になっていました。
その話を看護婦さんにすると、
この病院ではよくその赤ん坊がでてくるそうです。
なんでも、流産した子供が親を探して
夜な夜な現れると解釈しているそうです

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