不幸な兄弟
2018/11/26
私が子供の頃住んでたある田舎町でのこと。
ある不幸な兄弟がいた。
その兄弟の家では
母親が食事等の面倒を一切見ない。
近所の某スーパーで哀れんで
店の売れ残りなどを食わしていた。
ところがある日兄弟は誤って
閉店後の店内に閉じこめられてしまった。
北海道の冬は寒い、
ついに兄弟は頭がおかしくなったのか
店に放火してしまったらしい。
警備員がそれに気付いた時はもう後の祭りだった。
兄弟に店からでるよう声を荒げた。
ところが兄弟は
それでかえって恐ろしくなったのか
店の奥深くへと逃げこんでしまった。
二人が黒こげ死体となって発見されたのは
翌日のことであっという。
ほどなく周辺で兄弟の霊が見たという噂がたった。
目撃証言によると二人ともひどいやけどで
いずれが兄で弟がさえもはっきりせず、
化物が二人手をつないで歩いてるかのようだったとか…
ちなみに焼失したスーパーは、
ほどなく再建されたが事件から10数年たった
今でも深夜に警備員が巡回していると、
どこからか声が聞こえてくるとか
「熱いよー熱いよー」