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確認の電話

2018/11/22

日曜の朝の9時35分。
父親はパチンコ、
母親はクリスチャンなので日曜礼拝、
妹はたぶん睡眠中、俺はTVゲーム中だった。
突然電話が掛かってきたのだが、
母方の祖母からだった。
母親と同じで婆さんもクリスチャンなので、
日曜礼拝のことだろうと思っていたら、
どうやら誰宛とかじゃないみたいだった。
内容は、
婆さん「みんな大丈夫?
誰も亡くなってない?
怪我してない?」
親は出掛ける前に
「行ってくるわ」と顔を出したので、
いつも通りなのは確認済み。
妹は知らんが、
昨日の晩は一緒に飯食ったし元気だろう。
そもそも「亡くなってない?」なんて電波な質問に対して、
あぁ元気元気と適当にあしらった。
婆さんは、そんなこと言うタイプではない。
気味の悪さからゲームに集中出来ず、
確認した方がいいのかなぁと引っかかりつつも、
考えるほど嫌な予感がし恐怖で確認できないでいた。
9時45分。
起きたらしい妹がパジャマ姿で部屋に入ってきて、
とりあえず妹は安心。
しかし一言、
「ゴンタ死んでる」
寒気がした。
死んだ人が別れの挨拶をするって話しはありがちだが、
愛犬でも似たようなことがあるというのを身を持って知った。
愛犬と婆さんの面識は3回もないと思う。
家族旅行の時に預けたぐらい。
電話の内容から察するに、
何かが亡くなったのを感じたんだろうか。
不気味だ。

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