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沖縄旅行での恐怖体験

2018/09/19

数年前の夏の話です。
友人数人と以前沖縄旅行へ行きました。
友人の中に沖縄出身の女の子がいて、その子の実家に友人みんなで泊めてもらうことになっていたんです。
その友人の沖縄の実家は広いのでみんなで泊まっても大丈夫と事前に聞いていた通り、とても広いおうちでした。
作りがやっぱり本州とは違っていて、当然ちゃんとお庭があり縁側があって琉球畳が敷いている和室があり、その和室に布団を敷いて寝ることになりました。
頭同士を合わせるような感じで布団を敷いて昼間の疲れもあったので比較的すぐ眠りにつくことができました。初日の夜、夜中に誰かが枕元を通って障子を開けて縁側の方へ出て行く気配がありました。
その動きで目を覚ました私ですが、トイレかな?と思いまたすぐ眠りにつきました。
いつ友人が布団へ戻ってきたかもわかりません。
そして2日目の夜、また夜中に誰かが枕元を通って障子を開けて縁側へ出て行きました。
前日と同じようにトイレと判断した私はまたすぐ眠りにつきました。
2日連続だったので、朝ご飯の席で友人たちに聞いてみました。
でも誰も夜中に起きてないと言うんです。
しかも誰かが枕元を通って目を覚ましたのは私だけでした。
最初はその言葉を聞いても「うそだぁ~」と思っていたんです。
「絶対誰か夜中にトイレに行ってるよ」と内心思っていました。
でもみんな違うと言い張るので、もし今夜誰かが起きたら声をかけようと思いました。
案の定、夜中枕元を歩く友人のせいで目を覚ましてしまいました。
そして考えていたとおり、声をかけようと思った瞬間金縛りにあい体が動きません。
声も出ずものすごい恐怖が襲ってきました。
体も動かないし声も出ませんが目は見えて眼球は動かすことができました。
でも怖すぎて枕元を歩いた足の方を見ることがどうしてもできず、逆の方向に目をそらそうと思って反対側を見ると、壁に複数の人間の顔が浮かんでいるのが見えました。
毎晩枕元を通っていた人?はどうもその壁から出てきてまっすぐ縁側へ抜けていたようです。
恐怖のあまり悲鳴をあげました。
さっきまで出なかった声が出るようになり、友人たちが一斉に何事かと目を覚ましました。
そして怖さのあまり泣きながら自分が見たものの話をしました。
私の悲鳴で目を覚ました友人の家族も何事かと部屋へ様子を見に来ました。
そしてみんなに話をしました。
友人たちは「えぇ~!」と怖そうに驚いていましたが、沖縄の友人の家族は「戦時中この辺で亡くなった人が多いから時期も時期だし帰ってきたのかも」と言われました。
以前にもそんなことがあったのか知りませんが、その家族は怖がっているように見えませんでした。
もし霊だったとしても知人や親戚だから怖くないんだそうです。
沖縄イコール怖いところという公式ができてしまいました。

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