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夢だと気付いてはいけない怖い夢

2018/08/17

『夢の中で「これは夢だ」と気付いてはいけない』たまに耳にする言葉ですが、何故気付いてはいけないのでしょうか?もしそれが怖い夢の中で気付いてしまったのなら・・・私が体験したのは、いわゆる怖い夢の途中で「これは夢だ」と気付いてしまった話です。
青年期までは多少の霊感があった私ですが、成人になるにつれ薄れつつありました。
その成人になる前に体験した話です。
いつも通り、自分の家のベッドに入り睡眠を取っていると、ふと自分がある街の路地に居ることに気付きました。
その街も通常のモノとは違い、全てが真っ白でした。
道路も建物も看板も真っ白。
まだその段階では何となく夢を見ている感覚でした。
ですがそこで私はあることに気付いてしまいました。
「雨が降っている・・・」次いで気付いたことが、雨の感覚が無いことです。
雨の冷たさ、触感、音・・・ここで私は「あ、これ夢だ・・・」と気付いてしまいました。
するとそこで私の意識はハッキリとしました。
意識を得た私は気付きました「ヤバイ、これどうやって抜けるんだ!?」私はかなり動揺しながら街を歩き何かないかと探し始めました。
行くも街は白・白・白・・・しかも建物にはドアが無く、中には入れませんでした。
街を歩いているとあるガラス張りの建物を見付けました。
内装を見るにペットショップのようでした。
ガラス越しに猫や犬を入れ展示するようなケースが沢山あるのが見えましたが、中には動物も人も居ません。
そのペットショップらしき建物をガラス越しに沿いながら見ていると裏口に扉があることに気付きました。
その扉は大人2人が通れる位の細めの路地の中にありましたが、私は迷うことなく進みました。
裏口の扉に手を掛けドアノブを捻っても、扉が開かない・・・。
残念だと思いながら来た道を戻ろうとすると30メートル先くらいに人が居るのに気付きました。
うお!人だ!と思いよく見てみると、白い服を着た長い髪の女性のようでした。
距離があったので顔は見えませんでしたが、関わってはいけない存在というのは分かったので、その場から逃げようとすると体が急に動かなくなりました。
何だ?金縛りか!?と思い、目を下に向けると子供らしき男の子が私の腰あたりに抱きついていました。
その子供は抱きつきながら真上の私の顔を見つめていましたが、その子供何と目が無い!!「ウワッ」と思った瞬間、目の前にさっきの白い女が!!しかもコイツも目が無い!!さっきまで30メートルは離れてたのに、もう顔の10cmくらいの近さに!!かなり動揺し、脳がジワワワーと痺れる感覚に陥ります。
動けなく、どうすることも出来ません。
私は目を瞑り、夢から抜けるイメージを描くようにします。
イメージの中に何故かコンセントが現れ、私はそれをすぐさま引っこ抜き、夢が強制終了。
そこらへんは夢らしいですね。
頭がボヤボヤしたまま自分が布団の中に居ることを確認しました。
すると「これで逃げられるとおもうなよ・・・」・・・ノイズがかかったような女の人の声が頭の中に響きました。
気が動転し、寝汗で濡れた布団のまま私は意識を失くすように寝てしまいました。
ちなみに余談ですが、寝る前に部屋の四隅を見てから寝ると怖い夢を見るというのをよく聞きます。
私はそれを頻繁に試していました。
怖い夢を見ても絶対に夢だと気付かないようにお気を付け下さい。

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