よくある話
2018/08/14
とある病院に入院していたばーちゃんが、部屋を変えてくれと騒ぎ出した
昔は瀕死の人を入れとく病室だったんだけど、先生がトシで、ヤバ気な患者は他に回すようになったので、使うことにしたらしい。
ばーちゃんは毎日
「黒い男の人が迎えに来る」
と騒いだらしい。
年寄りの言うことだから、と看護婦は取り合わなかった。
暫くして、50代くらいの主婦が同室になった。
彼女もすぐに部屋がおかしいと騒ぎ出した。
その辺りから、隣の部屋の患者たちから夜中に煩いとクレームが来るようになった。
なにかおかしいのでは、と看護婦たちも思い始めたある夜、隣室からのナースコール。
行ってみると、問題の部屋からどすん、ばたんと音がする。とある病院に入院していたばーちゃんが、部屋を変えてくれと騒ぎ出した
昔は瀕死の人を入れとく病室だったんだけど、先生がトシで、ヤバ気な患者は他に回すようになったので、使うことにしたらしい。
ばーちゃんは毎日
「黒い男の人が迎えに来る」
と騒いだらしい。
年寄りの言うことだから、と看護婦は取り合わなかった。
暫くして、50代くらいの主婦が同室になった。
彼女もすぐに部屋がおかしいと騒ぎ出した。
その辺りから、隣の部屋の患者たちから夜中に煩いとクレームが来るようになった。
なにかおかしいのでは、と看護婦たちも思い始めたある夜、隣室からのナースコール。
行ってみると、問題の部屋からどすん、ばたんと音がする。
ドアを開けると怯えて声も出ない様子の患者と、勝手に動き回るベッドや棚。
こりゃおかしいってんで、慌てておはらいしてもらったそうだ。
これはよくある話。
怖いのは、これは母が働いていた病院で起きたことで、今もその病室使われてる事だ。
よくある怪談って、作り話じゃなくて本当によくある事なんだろうなと思ったよ