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怖さが無い心霊体験

2018/08/09

今から20年程前になりますが、家族旅行で岐阜県の高山周辺に行きました。
2泊3日の予定で高山周辺をぐるりと回る予定で、1泊目の旅館に午後3時くらいに着きました。
そこから、きれいな川が見えたので、父親と兄の3人で川沿いの道を車でドライブすることにしました。
ドライブを始めて30分くらいしたところ、トンネルとその前方に分かれ道が出てきました。どっちに進もうかと話をしていましたが、物凄く嫌な感じがし始め、一人違う方向を見ていました。
それでも、近づいていくと、トンネルも分かれ道も真っ暗になり、引き込まれていくような感じで、車が進んでいるように感じました。
父と兄にはその感覚が無いようで、「どうした?体調でも崩したのか?」と聞いてきました。正直に、「どっちの道も進みたくない。嫌な感じがするから、戻りたい」と言い、旅館に戻ることになりました。
旅館に戻ってから、気持ちが落ち着くまで待って、旅館の主人にその状況を説明して、昔何かあったのか聞いてみました。すると、戦国時代にまで話が遡ってしまいましたが、戦場となった場所で、その場所に住んでいた女性、子供が逃げようとしているところに、全方向から包囲されてしまったというのです。
その場所がちょうどトンネルと分かれ道のところに当たるということなのです。
そして、包囲されてしまった女性、子供は囚われの身となる人と、殺されてしまう人、自害する人などに別れ、子供を殺されてしまった母親の恨み、怨念が強く残っているから、トンネル付近には地元の人は近寄らないといわれました。そうとは知らずに、近づいてしまった人は、事故にあったり、体調を崩すことが多く、ちょっとした心霊スポットみたいになっているようです。
ただ、トンネルを通り過ぎなければ大丈夫だと言われ、トンネルに入る前に戻ってきて良かったね、といわれました。
良かったといわれても、何か安心できない気持ちでその日は夜もなかなか寝付けませんでした。次の日の朝になると、その場所に行っていない、少し霊感が強い母親が体調を崩しましたが、その旅館から離れて、別の場所に移動すると、元に戻っていました。
今でも、そのときのことを思い出すことはありますが、まだ戦国時代の怨念というのがあるというのが信じられません。
ただ、それ以降ちょっとしたものも感じるようになり、それまでにない体験をしてしまったという感じです。
ちなみに、怖いという印象よりも、悲しいという印象のほうが強く、恐怖体験というものではありませんでした。

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