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小学生の頃に、山のお寺で体験した怪異

2018/07/15

私がまだ小学生の頃でした。
6年生の夏休みに同い年くらいの従兄弟なども4人ほど集まり、祖父母に連れられて先祖のお墓参りに行った話しです。
そのお墓は山奥にある有名なお寺の脇にあるものでした。山道をずっと進みながら、100段以上もある石階段を上り、ようやくたどり着ける場所です。
同い年の友人のような従兄弟達と自然の中を歩くのはとても楽しく、また山道の澄んだ空気が気持ちよかったのを覚えています。
お寺には、宿泊できる施設が備えてあり、その日はそこで泊まることになりました。夜遅くまで起きて従兄弟たちと話をしていると、祖父に怒られて渋々寝る準備を始めました。
いざ布団に入って、電気を消すと、すぐに眠気はやってきてうつらうつらとし始めました。
周りにいる従兄弟も皆眠ってしまったようです。私も眠りに入る直前になった時、急に窓の外が明るくなりました。
半分寝ていたので、夢と現実がごっちゃになったような感じで窓に目を向けます。
そこで、一気に目が覚めてしまいました。青白い火の玉みたいなものが無数にゆらゆらと窓の外で動いているのです。
咄嗟に、見つかってはいけないと思い布団に顔までもぐりこみました。そして、息を殺してじっとしていたのです。
周りに寝てる従兄弟や祖父母を起こしたかったのですが、それよりも何か変な事をして火の玉に気づかれたら恐ろしくてじっとしているしかできませんでした。
しばらくして布団から顔を出して、外を見ると、先程までの光景が嘘のように真っ暗い闇が広がっているだけでした。あれはなんだったのだろうと考えると、頭が冴えてしまって一向に寝れませんでした。
すると、またしばらくして今度は奇妙な男が聞こえてきました。打ち上げ花火が上がっていく時のようなヒューという音です。
それが何度か聞こえて、窓の外の遠くの方がまた少し明るくなりました。
やっぱり気のせいじゃなくて、何か得体の知れない物が飛んでいるんだと思いまた恐怖が蘇ってきました。恐ろしくて布団の中でじっとしているうちに、いつの間にか眠っていました。
次の日になって、夜に体験した話を従兄弟や負父母にしましたが、全く信じてくれませんでした。
寝ぼけていたんだろうといわれて終わりです。でも私は、確かにあの時ハッキリと起きていましたし、妙な音まで聞いた記憶がしっかりと残っています。
未だにあれはなんだったのか分かりませんが、やはり山奥にあるお寺だけに、何かいわくもあるのかなあと感じずにはいられません。

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