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高知のビジネスホテルで体験した怖い話

2018/07/04

当時の私は大学2回生で、文化人類学を先行していました。
当時のゼミナールでは、遠方へのフィールドワーク調査がありました。
その年の目的地が、高知県でした。
おもに私のフィールド先は、高知市のひろめ市場の発祥などを調査することが、その主な目的でした。
滞在期間は2泊3日です。
宿泊先は、ビジネスホテルでした。
寝室はとても綺麗で、2人1組で、それぞれ寝室があてがわれました。
異変があったのは、2泊目でした。
いつも、夜中には起きないのですが、この日は決まって2時に目が覚めてしまいました。
その直後に、急に換気扇が回りだしたのです。
あまりにびっくりしてしまい、怖かったので、その換気扇を見つめるだけで、なかなか布団から出ることはできませんでした。
どうしようかと、眠気に襲われつつも、考えていると、その直後に急に耳鳴りがしだしました。
ゴーゴーゴーゴーとこだまするような耳鳴りが回数を重ねるにつれて大きくなっていきました。
それと同時に、強烈な金縛りに襲われたのです。
目と頭、指先は動かすことはできるのですが、まったく体を動かすことはできませんでした。
その後、しまっていたはずのドアがバタンと激しく締まる音がしました。
その後、ダン、ダン、という強く床を踏みつける足音がこちらに迫ってきました。
締まっているはずのドアが開いており、しかも、誰かかはいってきたのです。
ドアに背を向けて寝ていた私は、あまりの恐怖で振り返ることはできませんでした。
そのあと、はっと金縛りが消えて、あたりは静寂に包まれました。
そのとき、私はそれが夢であったことに気が付きました。
もう一度寝ると、後ろから「おい」という男性の声が聞こえました。
そこで、私は、振り向いたのですが、青ざめました。
もう一人の学生は先日地元に帰っており、この部屋には私一人しかいなかったからです。
その後、またすぐに金縛りにあいました。
この時の時計は2時でした。
すると、前方から浴衣を着た男性が笑いながらこちらに向かってきて、寝ている私を上から見下ろしていました。
ぞっとするような時間でした。
その後、男性はすっと消えていったのでした。
帰宅後、インターネットで調べると、その旅館は自殺者が相次ぐホテルだったことが判明しました。
私の部屋がまさにその部屋だったのかもしれません。
私は、家で、仏壇に向かって線香をあげることにしました。
それ以降は、何も起きていませんが2度とあのホテルには行きたくないと思いました。

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