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主人の親友が亡くなる時に体験した虫の知らせ

2018/06/23

もう10年くらい前になるでしょうか…結婚して間もなく、主人が東北地方に転勤になりました。
共働きで、かなり忙しく、毎晩遅くに帰宅する日々でした。ある日、仕事が少し早く終わり、主人より先に家に帰った時のことです。
リビングの電気を点けると壁に掛けていた鏡(B4版程度の大きさ)が床に落ちていました。
壁に沿ってストンと滑り落ちたという感じで。
ひびが入り、壁に立てかけたような状態でした。
鏡が割れるってあまり気持ちのいいものではありませんよね?
なんとなく嫌な気持ちになりつつ片付けようとしたら…鏡の裏にある紐が切れてない状態で残っていました。
壁のフックが取れたのかな?と思い見ると
フックも普通についたままでした。
では、どうやって鏡は落ちたのでしょう。あとから帰ってきた主人といろいろ考えてみましたが結局わからずそのまま日にちも経ち鏡のことなど忘れてしまいました。それから1週間ほどして、入院している主人の親友のお見舞いに行きました。5月に一緒に旅行に行き、元気な姿を見せてくれていたのですが、帰って間もなく入院したと聞き、気になっていました。
が、仕事もあり、親友は千葉に居たのですぐにお見舞いに行けず結局週末の休みを利用するしかありませんでした。千葉は、私の実家もあるので、仕事が終わった金曜日の夜から車で出かけました。
途中、高速(東北自動車道)を走ってる時に道路の端に白い煙のようなもやもやした物を何度か見ました。
よく畑の近くで火を焚いている光景を見ますが、こんな夜中にあるはずもなく。
もやもやしてるものは高速のガードレールのギリギリのあたりに宙に浮いてるような状態で見えました。
ちょっと不自然な感じではありましたが、人の形に見えた記憶が残っています。
運転していた主人にも教えたのですが、見えなかったようです。その後は何事もなく実家に着き、そのまま就寝。
翌日、お見舞いのため病院へ向かいました。病院へ行き病室を探したのですが友達の名前が見つかりません。
病院間違えたかな?と主人が友達の家に電話をしました。すると、電話の向こうで彼のお母様が「○○は退院しました」と言ったそうです。
元気になって退院したのではなく、亡くなっていたのです。
私達は信じられない気持ちのまま、彼の家に行きました。
そこではすでにお通夜の準備が始まっていました。お母様に話を聞いたところ彼が入院したのと、あの「鏡が落ちた日」は同じころだったそうです。そして、危篤になった時間はちょうど私が高速道路で白いもやもやを見ていた時間でした。
その頃、お母様は私達の家に電話をかけ続けていたそうです。
もしかしたら彼の思いや、お母様の思いが私達にこういう形で知らせたのかもしれません。あとで思ったのですが、私達自身、彼がそんなに悪いと夢にも思っていなかったのになぜ、急にお見舞いに行かなければと思ったのでしょう。違うかもしれませんが『虫の知らせ』ってこういうことなんでしょうか?とても仲良くしていたので私達には「怖い」という思いはありませんでしたが
とても不思議な体験だったと思います。

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