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邪悪な宗教

2018/06/18

これは、私が24歳ぐらいの頃のお話です。
その頃、私は現実の苦しさからとある宗教に入信しておりました。
そして、その宗教には毎日の勤行といわれるものがありました。
それは、毎日お経を唱える事だったのです。
そこで私は、自分の部屋でお経を唱えていたのでした。
私は、苦しい人生からひたすら救われたいその想いで、無意識のうちに「助けてほしい!」という強い想いを持ちながら、必死になってお経を唱えていたような気がします。
そうした想いで毎日、宗教の神様に縋るような気持ちでお経を唱えておりましたら、段々私の部屋の空気が重くなってゆきました。
どのような感じなのかといいますと、まるで空間中に、セメントが埋め込まれたような空気の重さです。
あまりにも空気が重くなってしまったので、私は自分の部屋では身動きが取れず、ベッドの上に寝てばかりいました。
その後、その宗教からは、お金ばかり要求されて、一向に自分の人生が上向く様子がなかったので、結局やめてしまいました。
ですが、その宗教をやめた時、とてつもなく心が不安定になり、すごく苦しい状態になってしまいました。
心の中が常にそわそわしており、何とも言えぬ落ち着きの無い状態がずっと続きました。
私が目を覚ますと一日中、心の苦痛が続く、というとても苦しい状況が数か月の間、続いたのでした。
後に霊感の強い知り合いに聞きましたら、その教団の神様といわれる存在は、慈悲深い神様ではなく、蛇とカエルの動物霊だそうです。
知り合いによれば、カエルがいるから、お金をいっぱい取るような事になっていたそうです。
その頃は、自分の霊感には完全に目覚めておらず、いつも振り回されていたので、それを聞き、だから宗教をやめた後、ああいう精神状態が数か月続いたのかと納得できました。
お経によって空気が重くなってしまった私の部屋は、今はもう、ありません。
家を新しく建てなおすことになり、その重い空間のある問題の家は取り壊され、敷地内に新しい家が建てられました。
ですので、空気の重い空間は、今ではもうなくなっております。
それ以来、私は浄霊をしたりする時でも、お経を唱えるような事はしておりません。
私がお経を唱えると、また、あのように辛い目にあってしまうのではないか、そうしたら、生活が極端に制限されてしまい、不快になる、等の理由からお経を唱える事を行ってはおりません。
そのような事を経験し、私は安易な気持ちでお経を唱えたりすれば、霊を沢山引き寄せてしまう、というような事を学べてお経のリスク、というものも知る事ができました。
それにしても、当時も今も感じる事は、宗教というものについての悪どさです。
本来宗教というものは、人を救うものであるはずなのに、私の入信した宗教は、お金を沢山要求するだけで、自らの心が救われることはありませんでした。
また、私が聞いた話によりますと、とある私の親戚の家は新興宗教に入信し、多額のお金をその宗教につぎこんだのに、何も変わらなかったそうです。
そして、その家は火事で母屋が焼けてしまったのですが、宗教でお金を費やしすぎていたため、新しい母屋を建てられず、今は既存の小屋にひっそりと住んでいるそうです。
また、とある神道系の宗教では、信者を増やした者は、位が上がる、というような奇妙なシステムになっていることを、とある機会があり、知る事ができました。
このように、日本にある新興宗教といわれるものは、「人を救う」という事をモットーに掲げていても、実はお金目的、というのがとても多いので、残念な気持ちになってしまいます。
宗教とは、本来は、人の心を救う尊いものだと思うのですが、私が出会ってきた新興宗教と呼ばれるものは、皆、お金を人の弱みにつけこんで沢山取ることばかり考えており、人の心を救うのは、二の次になっているような感じがしました。
勿論、新興宗教の中でも、本当に人を救うような良いものもあるのかもしれませんが、私が知っている限りでは、新興宗教には、お金が絡んでいるものがとても多い気がします。
宗教とは、本来人の心を救うものですので、新興宗教も、そのような目的であってほしいものです。

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