初めて遭った金縛り
2018/06/15
大学2年の時でした。今から20年以上前のことです。初めて金縛りに遭いました。中学の頃から親しかった友人がバイクのツーリング中事故で亡くなりました。
当時、友人が亡くなるという経験がなかったので、とてもショックでひどく悲しみました。
私は遠くの大学にいて葬儀などは行けませんでしたが、友人の死をとても悼みました。
それから数日後のある朝。大学生のひとり暮らしで夜遅く寝て、朝遅く起きるという生活をしていて、おそらく朝8時頃だったと思います。
まだ寝ていて、夢を見ていました。
そこは私の実家で兄が風呂から上がってくるという場面でした。夢の中では兄は死んでいるという設定になっていて、風呂から上がってきた兄を見た私は「兄貴、おまえは死んだはずだから出てきちゃいけないんだ!」と言ったのです。そう言った後、少しずつ目が覚めて現実の感覚に戻りつつあったとき「あれ、兄は死んでいないよな? でも最近だれか身近かな人が死んだような・・・。あ、そうだあいつ(友人)が死んだんだ!」と半ば亡くなった人に対してそんな軽い気持ちで思ったのです。その直後、全身に電気が一瞬走ったような気がしました。そして体の一部を動かそうとしても動かない!
すぐにこれは金縛りだと感じました。とても怖かったです。
そして友人の霊みたいのが近くまで来たような気がしました。
どうすれば良いか分からず、ただただ金縛りが直るのを待っていたら、おそらく1分くらいした後、頭がふっと軽くなり、頭部の金縛りは解けました。またしばらくすると、上半身が解けて腕までは動かせるようになりました。
この調子でいけば全身直るだろうと思っていましたが、下半身はなかなか解けず、どうしようかと思いましたが、思い切って腕で全身を持ち上げてみました。
そうしたところ下半身もふっと軽くなりようやく金縛りから解放されました。金縛りに遭ったのが夜中ではなく明るい朝だったので若干恐怖感は少なかったかもしれませんが、なにせ初めての体験だったので怖かったです。
その後も2年くらいは時々金縛りに遭いました。
しかしだんだん慣れてくると、金縛りになりそうだなという感覚が分かってくるんですね。
あ、金縛りになる!と思ったその瞬間、どこでもいいので体を動かせばいいのです。だまっていると金縛りになりますが、動けば大丈夫です。
これは元バレーボール日本代表だった川合俊一氏も言ってました。
金縛りは疲れているときになりやすいなどと言われていますが、私の場合はそういうことに関係なかった
です。