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私のもの…

2018/05/20

この話は僕が5歳位の時から、現在17歳まで悩まされてる夢の話です
その夢を初めて見たのは幼稚園に通っていたころだと思います…
幼稚園の帰り道、いつもなら母が来るはずなのに僕は一人で帰っていました。
帰り道の途中、知らない女の人(髪で顔は分からない)が現れて
「私のもの…」
と言いながら大きな包丁で僕に斬りかかって来ました。
僕は避ける事も出来ず自分の血で女の白い服が赤く染まるのを見ながら意識が薄れていくだけでした。
そして女は僕の死体(?)を引きずりながら
「私のもの…」
ここで夢が覚めました。
それからです
同じ女が登場する夢を2ヶ月に1回くらいのペースで見るようになりました。
とは言っても毎回殺され方が異なって、目覚めた時に痛みを感じるくらい生々しい夢でした。
[どんな内容か書いたらキリが無いので省略します]
小学校に上がった頃
『このままじゃいつか本当に殺されるんじゃないか?』
と思った僕は祖父や親の知人に頼んで剣道と空手を習い始めました。
自分の身を守るためなので、真剣にやってそれなりに強くなったと思います…。
その間も女の夢を同じペースで見続け、その度に殺されていました。
しかし小学校高学年あたりから夢を操れるようになったんです。
操れると言っても自分が思う物を出せたりしたくらいですが…。
そして小6の時あの女の夢を見ました。
場所は夜の港で誰も居なく僕一人でした
すると女が突然目の前に現れ海に落とされました。
最初はパニックで上に上がろうと必死になっていたら爪が剥れ手が血まみれに…
そこで目の前の海面から女が浮いてきて両手で僕の顔を掴み(挟み)ニヤニヤしながら
「私のもの!私のもの!」
この時初めて女の顔が見えました。
僕は心の中で
『海燃えろ!』
と唱え続けました。
そして女の顔面を空手パンチで殴り
『俺は死なない!』
と叫んで海に火を点けました
想像どおり海と女と僕が燃えました。
女は奇声をあげ僕の左頬を引掻いて消えました。
それと同時に夢が覚めたんですが、左頬に引掻き傷があり血が出てました。
それから女の夢を見る事は無くなったんですが、上手く女性と付合う事が出来ず交際(古いスカ?)しても何だか怖くて長続きしませんでした…。
そんなこんなで高1になり、仲良くしてもらってた1つ上の先輩に告白されました。
でも自信が無くてお断りしました。
しかし先輩は納得いく理由を聞かせてと…
夢の事や今までの交際の事などを話しました。
すると先輩は
「私は大丈夫だから」
と…
先輩の押しと可愛さに負けてOKしてしまいました…
そして現在高2、彼女と付合い始めて1年ほどになります。
今まで何も変わった事はありませんが、彼女が
「○×(←僕の名前)は私の物だよ♪」
とか言うと今でもゾッとします。
毎朝鏡を見ると頬の傷跡が残っているので[あの女の夢]を忘れる事は無いと思います

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