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廃病院の2階の窓から男の幽霊がこっちを見ていた

2018/05/18

私が約10年ほど前の高校生の時ですが、夏休みに男友達4人で夜まで遊んでおり、その流れで肝試しに行きました。
場所は、住んでいた近くの神奈川にある廃病院になります。私は、心霊関係はあまり好きではなく乗り気ではなかったですが、
プライドもありましたので、一緒に参加しました。
場所は、地元では有名な心霊スポットでした。
霊感がある友達Aと他4人(B,C,私)で行きました。
Bは前にも行った事があったみたいですが、その時は何にもなかったみたいです。
持ち物は懐中電灯ぐらいでした。まず、廃病院についた時の時間が夜9時頃であたりは、街灯もあまりなく真っ暗でした。
入口あたりから、いかにも何か幽霊がでそうな雰囲気があり、気温も冷たく感じました。
A,Bは楽しそうにワクワクしておりましたが、
Cと私は帰りたいと思いつつ心霊現象は精神的な問題に影響あるだろうとCと話しつつ入る事にしました。
全員で一緒に行動して入る事になりました。
すでに5年前ぐらいから廃墟になっておりましたので、屋内はほとんど物がありませんでしたが所々に病院の時使われていた物が置きっぱなしになっていました。あたりを照らしながら、進んでいくと壁にも落書きなど多く荒らされているような感じがありました。
進んでいく時もBは、後ろから急におどしてきたりとからかっていました。
しかし、進むにつれてAが無口になってきましたので、
声をかけた所、この先はマズイんじゃないかと言っていました。ものすごく雰囲気が悪いし、なんか嫌な感じがすると話してましたので、
進もうか迷っておりましたが多数決で引き返す事になりました。
しかし、Bだけおまえら根性がないと言いながら先へ進んでいきましたのでしょうがなく後を追いました。Bが1人で最初にドアを開けて部屋に進んだ所、顔を真っ青にして急いで戻ってきました。
どうしたと聞いた所、奥の部屋の鏡に男の顔があったかもしれないと話してきました。
さすがに、全員まずいと意見が一致しましたので、引き返しましたが、
戻る途中もラップ音が鳴ったりしてどんどん怖くなったきました。
後ろを振り返らないで、一直線に外へ出るように走って逃げました。急いで外に出て、本当にやばかったなと息を切らしながら話をしていたら、
Bがまた大きな声をだして走り出しました。
急いで、後を追い廃病院から離れて街灯がある所まで出て聞いたら、
病院の2階の窓から男の幽霊がこっちを見ていたと言っていました。Aに聞いたら「黙っていたけど、俺が無口になった時あたりからずっと俺らが進んでいる後ろに男の幽霊がくっついてきていた」
と言っていました。
その時は、攻撃されるかもしれなかった為に黙っていたみたいです。その事を聞いてさらにゾッとして恐怖になりました。
その後は、帰宅して翌日にまた4人で会った所、Bは家に帰って風呂に入る時に気付いたみたいですが、
右足に謎の手跡がしっかりとついていたみたいです。
Cと私は、幸い何も見なかったですが、翌日にBの手跡をみてさらにゾッとしました。
Bはやはり見間違えでは無く幽霊を見ていたみたいです。
そして、Aに聞いた所しっかりとお祓いしようとの事でしたので、
全員で近くの神社に行き宮司にお願いしました。
さらに、聞いた所、あそこはもう行くなと言われました。
詳しくは教えてくれませんでしたが、昔にいろいろとあったみたいで、もっと大変な事になっていたかもしれないと言われました。
また過去にも病院を取り壊そうとしたみたいですが、
作業する前に、中止になっていてそのままになっていると言っておりました。それから全員問題なく高校生活を送り、何年かしたら病院は取り壊されました。
今思うと本当に若さからの行動だったと思います。
また、実体験してみて幽霊は存在すると思うようになりました。

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