無菌室
2019/06/03
私が病気で入院中に体験した事件をお話します。当時、私が居たのは『無菌室』という部屋です。6畳程の広さの個室で、トイレや簡易シャワーが壁に取り付けられた、『綺麗な牢屋』といった印象の所です。(悪い例えですね。病院の方、ごめんなさい)細菌の進入を防ぐ為、医師や看護婦であ…
2019/06/03
私が病気で入院中に体験した事件をお話します。当時、私が居たのは『無菌室』という部屋です。6畳程の広さの個室で、トイレや簡易シャワーが壁に取り付けられた、『綺麗な牢屋』といった印象の所です。(悪い例えですね。病院の方、ごめんなさい)細菌の進入を防ぐ為、医師や看護婦であ…
2019/05/20
小学5年くらいの時かな。夏休み近所の山に虫採りに行ったんだよ。山っていうか、何て言うか雑木林からシームレスにいつの間にか山、みたいなとこ。ミニチュアの富士山と樹海みたいな感じかな。友達と確か四人で早朝、雨の上がりの霧の深い中、雑木林の中で虫を採りながら山に入ってった。…
2019/05/18
さっきまた思い出してしまって、自分自身強烈に気になっている不思議な話。昔から実家のベランダから見える、5階建てのくらいのビルがある。色は深緑で珍しいけど、まああんまり目立つビルではない。そのビルは大きくはないけど都会じゃないので、1キロくらい離れてるけど上半分はよく見え…
2019/05/16
実家の山のお話です。うちの実家はものすごい山の奥で、家から出て20Mも歩いたら山の入り口なんです。小さい頃から危ないから山には入るなって言われてたけど、気になる。やっぱり気になる。それも、笹がアーチみたいに入り口形作ってるし、もうそれ見るだけで冒険の始まり。でもめっちゃヘ…
2019/05/02
怪談話じゃないけど、友人から聞いた話。彼の大叔父は戦後シベリア抑留者で、筆舌に尽し難い程の悲惨な体験をしたらしい。極寒の地での過酷な労働、食事は小麦粉かトウモロコシ粉で練った団子のみ。毎日死人が出て、朝起きると両隣で寝てた奴が冷たくなっていたこともあったとか。大叔父曰く、…
2019/04/29
幼稚園の頃の記憶だが、うちの親が会社やっていて、その社員の人達によくかわいがってもらってた。で、そのうちの1人の田舎に「カブト虫とかいっぱいとれるから」って、盆の帰省のときに、仲の良かった他の社員の子供3人と一緒に連れて行ってもらった。で、現地の子供達と遊んでたんだが、…
2019/04/27
俺、子供時代によく遊んだ子がいたんだわ。近所の古い家に住んでる子ってことしか覚えてないけど、白っぽい服ばっかり着てた気がする。田舎なもんだから、ゲームとかじゃなくて鬼ごっことかザリガニ釣りみたいなのばっかでな。親は都会の方にいて、ばーちゃんかなんかと一緒に暮らしてるって…
2019/04/26
オカルトじゃないけど、今考えると怖い話を…。これは夢とかじゃなく実際に体験した事なんだけど、幼稚園から小学校4年生くらいまでの間に、学校の行き帰りとか家の前の路上とかで、もちろんまっ昼間に、知らないおじいさんやおばあさんに、強引に手をひっぱられて連れて行かれそうになった…
2019/04/14
ホテル事故駐車場田舎都会悲鳴病気旅館不気味鳥肌天井アパート手紙夏休み
まだ自分が学生だった頃の夏休み中の出来事です。この年の夏、僕は特に旅行に行く予定も田舎に帰る予定もなく、ただだらだらと東京のおんぼろアパートに篭っているよりはどこか涼しい場所で住み込みのバイトでもしていた方がお金も貰えるし、食費や光熱費の節約にもなるし、なにより素敵な出会…
2019/04/13
学生時代、スキー教室で菅平に行った時の話だ。オレは都会っ子でな。今までスキーなんかやったことねーし、そもそも壁みてーな雪自体みたこともなかったよ。昼前に旅館について、まず自室に荷物を運んだ。そのあとは飯だ。まぁ、そこそこうまかった。飯を食い終わったら、そのままゲ…
2019/04/10
これ書くか迷ったんだけど、時効のような気もするんで書くわ。俺が二十年前位かな、フリーターやってた頃の話なんだけどその当時ヨーロッパのほうへ海外旅行にいったんだよ、その時代って海外旅行ってちょっと珍しいから、観光じゃなくて労働者ビザとって二年位居たのかなぁ。詳しい地名は避けるけ…
2019/04/08
怨念学校供養恐怖写真体験天井裏田舎都会留守番祟り小学生葬式戦争天井戦時中
これは俺の祖父祖母の家の話で、本当は他人に話してはならない話。すべて実話なので読んでもらいたい。ちょっと長くなるが、ご容赦を。俺の祖父と祖母は老人ホームですでに他界していて、実家を管理する人がいなかったから荒れ放題になってしまっていた。本来ならば相続の関係で俺の母親…
2019/03/26
子供のころ、よく川原で遊んだが、決まって雨がふり出した夕暮れどき、対岸の葦のあいだに男の子がぽつんと独り、黄色い傘をさしてこちらを見ていた。いつも決まって雨がふり出した夕暮れどきだ。だれもその子の名を知らず、そこでしか見たことがない。おれはそのまま地元で成人し、家族…