ノート
2019/02/18
荷物を片付けるため、夏の暑い日に久々に母方の祖父の家を訪ねた。といってもその家はすでに誰も住んでおらず、私一人だけでの作業であり、無駄に広い家の為、なかなかはかどらずにいた。中でもこの家で一番広い部屋には大きな仏壇が置いてあった。長い間手入れをしていなかった為、埃まみれであっ…
2019/02/18
荷物を片付けるため、夏の暑い日に久々に母方の祖父の家を訪ねた。といってもその家はすでに誰も住んでおらず、私一人だけでの作業であり、無駄に広い家の為、なかなかはかどらずにいた。中でもこの家で一番広い部屋には大きな仏壇が置いてあった。長い間手入れをしていなかった為、埃まみれであっ…
2019/02/17
私の実家は、戦後まもなく祖父が人から買ったもので、随分と古い家だった。普段は箪笥などが置いてある6畳間には広い押し入れがあり、ストーブや扇風機、客用の布団や衣装ケースなどが納められていた。幼い頃、悪さした時などは良くそこへ閉じ込められたものだった。最初の頃は、暗闇の恐怖と…
2019/02/16
これは、私の母が体験した話です。10年以上前のことです。母の実家が巣鴨にあるのですが、夏休みには、よく私と母で遊びに行っていました。母には5歳年の離れた妹がいて、当時まだ結婚していなかったので実家に住んでいました。母と妹はコーヒーが大好きで、何かというと巣鴨商店街の…
2019/02/16
かくれんぼ違和感学校神社着信鳥居田舎電話不思議従兄弟小学生いたずら祖母夏休み海ゲーム
関連話:迫り来る黒い点友人の話が好評で嬉しい(と喜んでいいものなのか)です。ただまぁ、残念な事に彼女とは現在音信不通なので俺が怖いモン苦手だった事もあってか腕イソギンチャクを「序の口」と評する以上の怖い話は聞けなかったんスよorzでもこれだけじゃあナンなんで、覚えて…
2019/02/16
お寺違和感学校写真呪い心霊神社電話聞いた話予感霊感葬式大学生祖母
友人Aとその姉(B)の話。私はある中高一貫校の高校編入で、Aはその中学組。Bは3歳上で、私が高校にいた頃は卒業していたけど、同じ学校卒。Aは『見える』人だけど、そのことを知ったのは最近。そういう話を自分からする子じゃなかったから、社会人になって再会し、一緒に飲んだ時に初…
2019/02/16
俺が高校の時の話田舎住まいなので通学するときにはいつも田んぼの脇道を通っていた。その日も家に帰る為、いつものように田んぼの脇道をカエルの鳴声を聞きながら歩いていた。すると田んぼの中にピンク色の割烹着のような服を着た人が立っているのに気が付く「ああ、田植えか何か…
2019/02/15
キキーっという音がした。私は瞬間的に振り返った。自転車が車道に弾き飛ばされ、転がった男の上をトラックがタイヤでしっかりと踏みつけて通りすぎたあと急停車した。私はただあんまりの事態に交通誘導の警備を学生時代にやってた事を思い出し慌てて車道に飛び出すと喉が割れんばかりに…
2019/02/14
自分でも忘れてた話。十年以上前に親父が死んで以来母親と二人暮らしなんだが、母親が父方の祖母と妙に仲が良くて事有るごとに家に行く。で、年末もそんな感じで二人してそっちの家に行ってて、夜の9時とかにはばあちゃん自分の部屋戻ってって、他の親戚は年明けてから来るとかで一人…
2019/02/14
小学四年の時の話です。放課後、帰宅すると茶の間に父が座っていました。その頃、父は船に乗り込んでおり、偶にしか帰宅しないのでビックリ。「お帰り!」とかけ寄りましたが、父はまるで私がいないかのようにキョロキョロ周囲を見回すばかり。揺さぶっても様子は変わりません。母は仕…
2019/02/14
夏に、親父と私(小学生)が2人で、車に乗って出かけた事がありました。目的はよく覚えていないのですが、確か祖母の家に行く、とか、その様な感じだったと思います。夜の10時くらいでした。親父が、タバコを買うのでちょっと待っていてくれ、と言い、住宅街の暗い夜道の脇に車を止め…
2019/02/12
祖母が鬼籍に入ったときの話。虫の知らせがあった。祖母が夢に出てきて、実家の祖母の部屋で「布団を上げてくれ」と頼まれた。布団を畳んで押し入れにしまってあげたら、手を取られて「ありがとねぇ」と言われた。数年前に祖母の寝起きが楽なようにベッドを買ってあげたうえ、現在…
2019/02/11
母方の祖母が亡くなったときの話。葬儀はほんと小さかったんだけど、私たち家族以外に、NさんとYさんっていう祖母の親友だけが、両方とも夫婦で葬儀に参加したんだ。で、葬儀が終わって祖父母の家で軽く食事をしてたの。そしたら、霊感がある伯父さんが「お袋が来てる」って言い出した…
2019/02/11
母方の祖母から聞いた話。何十年も前のこと。その日、祖母は珍しく夜更けにふと目が覚めたそうだ。喉が渇いた。水を飲もうと台所の灯りをつけたところ、台所から続いている土間の方から「スミマセン、スミマセン」と声が聞こえた。おそるおそる土間の様子を伺うと、どうやら土間の先から…