百物語残り2話
2019/04/05
この話は友人がK先輩の退院見舞いに部屋に行った時、聞かされたものだそうです。かれこれ12~3年ほど前の話ですが、友人は関西の有名な美大に通っていました。其処には学生寮があり友人も入寮していたので、遊びに行った事もありますが昼間でも薄暗く気味の悪い寮でした。実際“出る”…
2019/04/05
この話は友人がK先輩の退院見舞いに部屋に行った時、聞かされたものだそうです。かれこれ12~3年ほど前の話ですが、友人は関西の有名な美大に通っていました。其処には学生寮があり友人も入寮していたので、遊びに行った事もありますが昼間でも薄暗く気味の悪い寮でした。実際“出る”…
2019/04/03
昔、エレベーターの点検員をしていた時の話。駅前のお客の雑居ビルに、先輩と2人で向かった。とりあえず管理人に挨拶して、各階のドア前に点検中の札はって点検開始。ピット(空洞)内の底面を掃除しようとして、エレベーターを2階に移動させ(箱をどかして空洞内底面に入る作業)扉を開け…
2019/04/03
ある心霊番組の制作をやった時のこと。同じチームにDさんって先輩がいた。ある日、視聴者から番組あてに送られてきた心霊写真を数人でチェックしていた。その途中で回ってきた一枚の写真。夜の路上、数人でガードレールにもたれて笑い合うその後ろ、あり得ない場所に男の姿。30~40歳位…
2019/04/01
学生の頃、実家を離れて大学の寮に住んでいた。田舎の学校で、その敷地から歩いて20分程度の場所にある寮でした。周りは住宅地で、古くからのお宅と、ベッドタウン化による新興宅地が混ざった感じ。寮は4階建てで屋上に物干があり、夜間は屋上への出入り禁止だったけど、みんな時々屋…
2019/03/30
深夜。就寝中。当時、1Kの部屋に住んでいた俺は、ベッドを窓際に置いていた。ベッドの頭の位置からは、キッチンの廊下越しに玄関が見える。その廊下と部屋をしきる、磨りガラスが真ん中に付いたドアが一つ。そんな部屋構成だった。どうしても、部屋を真っ暗にしてからでないと寝られ…
2019/03/29
これは秋くらいに実際体験した事その日は友人とドライブをしていた.県内をグルグル回っていて急にトイレがしたくなってある公園に立ち寄ったんだ車を降りる時、時計をみたら夜中の3時くらいだったかな?時間も時間だし友人が「他の所行く?」と言ってきたが私は我慢できそうに無かったので怖がる友人…
2019/03/29
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私は学生の頃、ある町のハンバーガーショップで「メンテ」のバイトをしていた。メンテ=メンテナンスマン。閉店後の店内を翌朝までに掃除する仕事だ。私とKさんの2人でメンテに入った時のこと。4時頃には一通りの掃除を終え、仮眠をとるために2階の客席へ上がった。照明を消し、ベンチの…
2019/03/28
中学の時の話でも。俺の学校は小学校と横並びに建ってまして。その小学校は戦前から建っていて、一部改装工事をした際、戦時中の爆撃の焼け跡が出てきたりしてました。そのせいもあって、怪談話には事欠かない学校でした。中3の頃、生徒会文化委員長をやってたのやが、それがまた面倒く…
2019/03/25
押入れ学校恐怖人形洗面所足音天井裏入院病院不思議布団風呂お札旅館天井暗闇転校
中学の時の修学旅行で京都へ行った。夕食、風呂も終わって旅館で寝るまでの自由時間を楽しんでた時だった。俺は右隣の部屋に良い連中がいるので遊びに行った。俺達は定番のトランプやらウノやら一通り遊んで、飽きはじめた頃、誰かが怖い話をしようぜ。なんて事を言った。部屋の明かりを…
2019/03/25
自分が23歳(今から7年前)の時に経験した話をします。友達と伊豆の「田牛」のペンションに友達と2人で泊まりに行きました。到着した時間も少し遅くて部屋で少しゆっくりしたらすぐに夕飯の時間(7時位)でした。夕飯を食べて、部屋に戻って友達と二人で「夕飯足りないね」などと話をして、…
2019/03/25
俺が友達と一緒に、キャンプをしていた時の話である。キャンプと言っても、小さいテントを持って、近所の山で寝るだけの遊びの度合いが強いものだ。簡潔に言うと、そのキャンプ自体は何事も無く終わった。途中、ランプが消えてしまい割とパニックになったりしたが月が出ていて暗闇…
2019/03/24
登山をしていた頃、北アルプスのとある場所で道迷いした。もう日も暮れてしまって、どうにもならない状態に陥っても歩き続けた。稜線を歩いているし人気のある山だから多分、しばらく歩けばどこからか光が見えるはずだ。なんてことは無い、朝を迎えた時は『あの時はやばかったなあ』なん…
2019/03/24
これは俺が5年前に体験した世にも奇妙な話だ。(ちーっと長いけど。)ある夏の日、俺は、友人である男Aの車に女B、女Cを乗せ、ドライブしていた。時計はすでに0時を回っていた。その日は雨がしとしとと降り続けており、じめじめして生暖かい日だった。友人A「どうせなら、肝試し…