「奇妙」一覧 (526件)|15ページ

古い喫茶店

2019/04/21

五年ほど前京都で就職して、仕事をはじめて1,2年がたった。私は京都人ではなく、京都の地理にようやく慣れてきたところだった。京都人は住所で位置を特定しない。豊臣秀吉の町割りで作られた400年前の通りを使って場所を特定する。右京区は地図では左にあり、左京区は右にある。他府…

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奇妙な連続惨事

2019/04/19

私が小学校3年の3学期の時。私のクラス、3年2組に奇妙な連続惨事が起こったのです。まず最初の犠牲者(その時は誰も『犠牲者』とは思っていませんでしたが)は、O君という男の子でした。普段はとても元気だった彼ですが、3学期に入ると突然体の調子がおかしくなり、1ヶ月の入院…

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逆さまの死神

2019/04/18

知人のクラスメイトの話。彼は誕生後のお宮参りに行った際に、坊さんに「この子は神様の子だから、長生き出来ないね」と言われた。彼の両親は生まれたばかりの子に何て事を言うのだろうとカンカンで、別の所にまたお参りへ行ったのだが、そこでもやはり同じ事を言われた。高校に入った頃、彼は周囲…

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フロントガラスを叩いたモノ

2019/04/18

会社の先輩(仮にKさんと呼びます)から聞いた話です。その夜もKさんは会社で深夜まで残業。帰宅するのに深夜タクシー呼びました。家につくまでの時間つぶしのおしゃべり、という感じで話をしているうちにタクシーはKさんの家の近所の交差点までやってきました。前方の信号が赤になり、…

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顔野菜

2019/04/17

小学校の頃、帰りが遅くなったので近道に農道みたいなとこを通っていた時。途中潰れかけの農具入れみたいな小屋の前に変なものがあった。一輪の荷車の上にカブみたいな野菜が乗ってたんだけど、奇妙な事にそれには葉っぱの部分がなかった。多少泥の付いた白い部分だけ。カブを半分に切った…

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落とした物

2019/04/17

夜。雨の降る深い闇の林道で、1人の女が傘も持たずに佇んでいる。それを見たタクシーの運転手は、その様子を気味悪く感じながらも女の前にタクシーを停車させ乗っていくように勧めた。女は黙って運転手を一瞥すると、後部座席に乗り込み一言「×××へ」とだけ言った。現在の場所から数十キロ…

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憩いの森

2019/04/16

おれの地元は埼玉寄りの東京都内なんだが、近所に『憩いの森』という、ガキの遊び場になっている場所があった。そこは、殺人事件があっただの、日本軍の幽霊が出るだの、管理人のババアに殺されるだの、気味の悪い噂ばかり聞く場所だった。小学生のある夏の夜、友人3人とそこへ肝試し…

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閉じ込めた悪夢

2019/04/14

10歳の頃、2,3週間くらいだが、ひどい悪夢にうなされ続けたことがある。子どもの時だから記憶が釈然としないのだが、母の話では、毎晩絶叫しながら床を転げ回って、喉をかきむしっていたという。朝起きたら寝汗をぐっしょりとかいていた。これが一晩ならいい。毎晩続くのだ。練るのが本…

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最後のお化け

2019/04/13

大学のサークル合宿での話。うちのサークルは毎年夏休みに1週間、山梨のとある民宿で合宿を行っていた。その年、幹事になった俺は最終日に肝試しを企画した。お気楽テニスサークルだけあって、男女比率がほぼ半々なので、くじ引きで男女ペアをつくり、お化け役が待機してる山道を民宿に向かっ…

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長靴のようなもの

2019/04/13

夏休みでバイトも無く暇だったので、何となく夜中に1人で高速使ってドライブに出掛けてみた。暫く走っていてだんだんと眠くなったので、次のサービスエリアで仮眠とることにした。そこはサービスエリアというか、山の中の駐車場とトイレと自販機くらいしか無い場所で、他に止まっている車…

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変な夢

2019/04/12

小学校四年から、変な夢を見るようになった。当時僕はイタズラされやすい、遊び仲間には入るけど最も見下されているというジャイアンからの、のび太みたいなキャラだった。それでもイタズラが苦しいでもなく。ただ、デジャヴのような夢がひたすら恐怖だった。ある日こんな夢をみた。ぼろ…

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二段ベットの秘密

2019/04/11

ある日、警衛(駐屯地の警備)勤務についていました。その時の編成は自分の所属する中隊ではなく、各中隊からの混成でした。あっという間に昼のシフトが終わり、夜間のシフトに移行しました。深夜十二時頃を過ぎると、さすがに駐屯地中が静けさに包まれました。勤務も単調になったとき、ある中…

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キャベツの千切り

2019/04/10

都心のとあるアパートに、男が一人暮らししていました。男の住んでいる2階の角部屋は、「出る」と噂のあるいわくつきの部屋で、家賃が安いにも関わらず広々としたリビングにシャワーやトイレも付いています。霊の存在を全く信じない男にとってはこの上ない好都合の家でした。そんなある晩、仕…

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