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不動産屋さんの悲鳴

2019/01/05

俺が家を出て一人暮らしをしようと、
不動産屋さんといろいろ家をみて回った日の事。
いろいろ見て回った何軒かめのアパート。
それまで気さくに話してた不動産屋さんが
何やらぎこちない。
懐に手を入れて案内してくれた。
なんかこう、外国の刑事が銃を抜くような感じで。
靴を脱いで上がり、
二間だけどまあまあな部屋に入っていった。
習性でコンパスで確認すると窓は西。
こりゃあ西日がきついなぁなんて思ってたよ。
押入れとかもまあまあ広くて
意外といいけど・・惜しいなと。
その旨を不動産屋さんに話すと、
引きつった顔で笑って
じゃあすぐ次に行きましょうって。
なんか怒るようなことしたのかなって
玄関に戻ると、靴が六足ある。
男物、俺と不動産屋さんのもの。
そして女性のとおぼしきもの。
そのときの声にならない不動産屋さんの悲鳴・・・
俺は靴履いて玄関閉めて・・・
あれって気付いた。
不動産屋さんはもう階段を走り降りていたw
ええ。俺も走りましたとも。
響く音は三つ。
俺の前と・・・後ろからも響きましたよ。
霊感はないけどああもはっきりと見たのも、
聞いたのも初めてでした
不動産屋さんが懐で握っていたのはお札でした。
車に乗り込むとお札を貼り、何か唱えてました。
・・・・てかそんな物件を紹介すんなよとw
違う不動産屋さんで今の部屋は決めました。

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